比のユーロ「特別ボーナス」の嵐 日本育ち、パリ五輪体操2冠

AI要約

フィリピンの体操選手、カルロス・ユーロがパリ五輪で2冠を達成し、祖国で熱烈な歓迎を受けている。

ユーロは7000万ペソ以上の報奨金や住居、車など多くの贈り物を受けている。

さまざまな団体や企業からも多額の賞金や贈り物が贈られ、市長は特別な日を設立すると宣言した。

比のユーロ「特別ボーナス」の嵐 日本育ち、パリ五輪体操2冠

 【マニラ時事】パリ五輪の体操男子で種目別ゆか、跳馬の2冠を達成したフィリピンのカルロス・ユーロ(24)がこのほど同国に帰国し、「比で最も成功したオリンピアン」として熱烈な歓迎を受けている。

 地元メディアによると、贈られる報奨金は計7000万ペソ(約1億8000万円)以上。住居や車もプレゼントされることになった。

 日本の帝京大や強豪クラブの徳洲会などで練習を重ねて成長し、フィリピン人として体操で初めて金メダルを手にしたユーロは、ボクシング女子で銅メダルの2人とマニラのマラカニアン宮殿でマルコス大統領と会見。ユーロには金2個に対して政府が贈る計2000万ペソに、マルコス氏がさらに2000万ペソを追加すると発表した。

 「特別ボーナス」の嵐はさらに続く。下院が1400万ペソを贈るほか、不動産デベロッパーからマニラ首都圏の3200万ペソ相当の住居、大手自動車メーカーからはスポーツ用多目的車(SUV)も。すしやラーメン、バイキング料理の一生分の無料券もプレゼントされた。

 地元マニラ市の市長も200万ペソを贈ると表明。2個目の金メダルを獲得した8月4日を「カルロス・ユーロの日」にすると宣言した。