松山英樹、今季2勝目で優勝賞金約5億円獲得 区切りのツアー通算10勝目 初の年間王者も視野

AI要約

松山英樹がプレーオフ第1戦で圧倒的な強さを見せ、今季2勝目を挙げた。

盗難トラブルに見舞われながらも、松山は底力を発揮して勝利を収めた。

今大会の優勝で獲得賞金は16億円を超え、今後は年間王者を目指していく。

松山英樹、今季2勝目で優勝賞金約5億円獲得 区切りのツアー通算10勝目 初の年間王者も視野

<米男子ゴルフ:プレーオフ第1戦、フェデックス・セントジュード選手権>◇最終日◇18日(日本時間19日)◇テネシー州メンフィス、TPCサウスウインド(パー70)

 パリオリンピック(五輪)銅メダリストの松山英樹(32=LEXUS)が2月のジェネシス招待以来の今季2勝目を挙げた。米ツアー通算では区切りの10勝目となった。賞金360万ドル(約5億4000万円)を獲得した。

 年間王者を決めるプレーオフで、松山が圧倒的な強さを見せた。第2ラウンド(R)から首位に立つと、第3Rでは後続に5打差と突き放して独走態勢を整えた。第1Rから65、64、64と好スコアをマーク。最終日も好調をキープして頂点に突き進んだ。

 パリ五輪で銅メダルを獲得したが、その直後にトラブルに巻き込まれた。キャディーのパスポートが入っていたバッグが盗難に遭い、松山自身も財布を取られた。キャディーは日本に帰国したため、今週は不在となったが「起きたことは仕方ない」と切り替えてプレーに集中し、底力を見せた。

 ポイントランク上位70人が出場したプレーオフ第1戦を制した。次戦は上位50人が出場するプレーオフ第2戦のBMW選手権(22日開幕)。その後は上位30人が出場する最終戦ツアー選手権(29日開幕)が控える。今大会の優勝で獲得賞金は16億円を超えた。今季最後の2大会で初の年間王者を目指していく。