松山英樹がプレーオフシリーズ初V 節目のツアー10勝目

AI要約

松山英樹が米国男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦で17アンダーで逃げ切り、初優勝を果たした。

後半でリードを広げるも一瞬のうちに逆転される展開もありながら、最終ホールで会心のバーディを決めて勝利を手にした。

この勝利により松山はフェデックスカップランキングで3位に浮上し、年間王者への大きな一歩となった。

松山英樹がプレーオフシリーズ初V 節目のツアー10勝目

<フェデックス・セントジュード招待 最終日◇18日◇TPC サウスウィンド(米国)◇7243ヤード・パー70>

米国男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦は最終ラウンドが終了した。単独トップで出た松山英樹が4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「70」をマークし、トータル17アンダーで逃げ切りV。プレーオフシリーズ初優勝、節目のツアー10勝目を飾った。

パーを並べ続けて迎えた8番パー3では手前12メートルを流し込んでこの日初バーディ。2位と5打差で後半を迎えたが、12番でボギーを喫すると、14番では池に入れてスコアを落とした。15番パー4ではアプローチのミスからダブルボギー。瞬く間に首位を陥落し、1打差を追う立場となった。

だが、難易度の高い17番パー4で約8メートルのバーディパットをねじ込み、会心のガッツポーズ。単独トップで最終18番に入った。3番ウッドでのティショットはフェアウェイをとらえると、2打目を2メートル弱につけて勝負あり。バーディで締めくくると、ギャラリーの大歓声に応えた。

松山はこの優勝で2000ポイントを獲得し、年間ポイントレースのフェデックスカップは8位から3位に浮上。自身初の王座へ大きく前進した。

トータル15アンダー・2位タイに昨年覇者のビクトル・ホブラン(ノルウェー)とザンダー・シャウフェレ(米国)。パリ五輪金メダリストのスコッティ・シェフラー(米国)はトータル14アンダー・4位で4日間を終えた。

プレーオフシリーズは、優勝2000ptなど順位ポイントが通常大会の4倍に設定され、まず今大会終了時点のランク50位までの選手が次戦に出場。そこから最終戦「ツアー選手権」でさらに30名まで絞りこまれる。最終戦を制した選手が年間王者に輝き、2500万ドル(約36億6676万円)のボーナスを手にする。