【CBC賞・コメントのツボ】ジャスティンスカイ「左回りも大丈夫」キタノエクスプレス「この子はメンタルが全て」

AI要約

アグリはハンデ58・5キロで杉山晴厩舎に転厩しての初戦を迎える。杉山晴調教師は前向きな気持ちを持ち、スプリンターズSに向けて期待を寄せる。

ジャスティンスカイは函館スプリントSでの敗因を友道調教師が分析し、兄の威厳を取り戻す準備を整えている。

スズハロームはデキの良さを感じさせ、初距離に対して期待が高まっている。キタノエクスプレスは条件戦連勝中で、メンタル面に自信を持って臨む。

【CBC賞・コメントのツボ】ジャスティンスカイ「左回りも大丈夫」キタノエクスプレス「この子はメンタルが全て」

[GⅢCBC賞=2024年8月18日(日曜)3歳上、中京競馬場・芝1200メートル]

<栗東トレセン>ハンデ58・5キロになったアグリ。安田隆厩舎→杉山晴厩舎に転厩しての初戦をどう迎える? 杉山晴調教師は「前走との比較はできないけど、坂路は時計が出るタイプと聞いていたので1週前はしっかりやった。もっと動くのかな、と思いましたね」と正直な気持ちを話す。「ただ、帰厩してから順調にはきています。大目標のスプリンターズSへいい形で向かえれば」と前向きに締めた。

 全弟サトノカルナバルに重賞タイトル(函館2歳S)を先に取られたジャスティンスカイ。函館スプリントSの10着大敗について友道調教師は「小回りだったのと、外めの枠が当たって自分の競馬ができなかったため」と敗因を分析する。「帰ってきてからは順調にきているし暑さは全く問題ない。左回りも大丈夫」とあれば兄の威厳を見せてくれそうだ。

 新勢力は7ハロン戦からやってきたスズハローム。「具合はすごく良さそう。体を触っていてもいい感じはある」と手触りからデキの良さを感じ取っている古川厩務員。初距離について「うまくこなしてくれれば可能性は広がると思っています。末脚がハマれば」と期待を寄せる。

 条件戦を連勝中の勢いがあるキタノエクスプレス。「放牧帰りの状態がすごくよくて調整しやすかった」と過程のよさを力説する高野助手。「前走は、一番の課題である長距離輸送もクリアした上での勝利だったので、価値があった。この子はメンタルが全て。変わらず走ってくれたら自分のパフォーマンスは出してくれると思います」と話した。

 北九州記念勝ち馬ピューロマジックが55・5キロのハンデを嫌って回避。出走馬中、同レース最先着は4着カンチェンジュンガとなった。「前回も体調は悪くなかったけど、今回も変わりない感じ。短期放牧を挟んでリフレッシュしています」と羽良助手。小倉での活躍が目立つが、「それはたまたま。阪神でも勝ったことがあるし、他のコースになっても問題はないと思います。いろいろとかみ合うようなら今回も頑張ってくれるのでは」と語った。

 オーシャンSではトウシンマカオと0秒2差の競馬をしているバースクライ。「ある程度行かざるを得ず、脚を使ったからさすがにしんどかった」と前走10着を振り返る市丸助手。「中京の千二は魅力がある。前に行かない馬だから、直線が長くていい」とコース替わりに勝機を見いだしている。