中日・根尾昂、井上2軍監督は厳しい言葉「ちょっと考えないと。危機感が良い方向に転がる手だてを」再出発3イニング80球3失点

AI要約

中日・根尾昂投手の2軍練習試合での苦しい投球と課題露呈について述べられている。

根尾投手が80球要した3イニングで4失点し、制球に苦しんだ様子が描かれている。

監督の厳しいコメントや根尾自身の前向きな姿勢も伝えられている。

中日・根尾昂、井上2軍監督は厳しい言葉「ちょっと考えないと。危機感が良い方向に転がる手だてを」再出発3イニング80球3失点

◇17日 2軍練習試合 中日4―6東海地区大学野球連盟選抜(ナゴヤ)

 中日・根尾昂投手(24)が先発し、3イニングを投げて4安打3失点。再出発のマウンドは暴投で失点を重ねるなど、苦しい投球となった。

 課題が露呈したリスタートとなった。予定の3イニングに根尾が要した球数は実に80球。2つの暴投での2点を失うなど、制球に苦心した。「いらない点というか、無駄な点をやってしまった」と反省が口をついた。

 初回は無失点。そのまま波に乗るかと思われた2回、投球が乱れた。先頭の江川と榎田に連打を浴びて無死一、三塁に。続く足立の打席でフォークをたたきつけて暴投となり、1点を献上した。

 味方が2点を奪った直後の3回は、二塁失策と二塁打、四球で無死満塁とされ、遊ゴロの間に1点を返された。さらに1死満塁とすると、再びフォークがベースのはるか手前でワンバウンド。この回2点を奪われ、同点とされた。

 井上2軍監督は厳しい言葉を発した。「窮屈な投球だし、次の2軍のゲームに投げさせるかもちょっと考えないと。危機感は持ってると思うけど、それが良い方向に転がる手だてを考えないといけない」。試合で投げさせるかどうか、一考せざるを得ないと語った。

 今季初の1軍登板となった4日の広島戦(マツダ)では、初回に5失点するなど3イニングで6失点。それから約2週間、球の強さ、投球フォームを見直して臨んだ登板でも苦しんだ。根尾は「課題には取り組めていて、何球か良い球もあった。確率を上げられるように練習していきます」と前を向いた。