鈴木彩艶のパルマ移籍もトレンドの1つ?セリエAの今夏補強2大傾向を伊紙が分析

AI要約

イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』がセリエAの開幕について特集記事を組み、昇格組3チームの違いや今夏の補強傾向を分析。

特に注目が高まる昇格組のパルマやセスク・ファブレガス率いるコモ、ヴェネツィアに焦点を当て、各チームの補強方針や違いについて掘り下げた。

セリエAでは今夏、GKやセンターフォワードへの補強が目立ち、多くのビッグネームが移籍を果たしており、リーグ全体で盛り上がりを見せている。

鈴木彩艶のパルマ移籍もトレンドの1つ?セリエAの今夏補強2大傾向を伊紙が分析

今週末に開幕するセリエAについて、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が特集記事を組み、今夏の補強の傾向や昇格組3チームの違いなどを分析した。

イタリア紙は、まもなくスタートを切るセリエA2024-25シーズンに関する50の質問と回答を掲載して特集。その中で、今夏に日本代表GK鈴木彩艶が加わった昇格組のパルマにも注目している。パルマと同時にセリエBから昇格を決めたセスク・ファブレガス率いるコモや、ヴェネツィアとの違いを解説した。

「パルマはすでに確立されたチームを中心とし、少なくとも現時点で限られた補強にとどまっている。一方、コモは別の道を走る。ファブレガスがヨーロッパ中から集めた偉大なベテラン勢が加わり、非常に特殊なケースと言えるだろう。ヴェネツィアはまだ判然としないが、(コッパ・イタリアで)ブレーシャに敗れたのは良くないスタートだ」

パルマの「限られた補強」の1人はGK鈴木となっているが、同紙は「より決定的な2つのポジション」であるGKとセンターフォワードの補強が今夏のセリエAの2大傾向であると指摘している。

「(実に14カ月にわたる休養を経た)ダビド・デ・ヘア(フィオレンティーナ)やデビス・バスケス(エンポリ)、スズキ(パルマ)、ペペ・レイナ(コモ)がやって来た。それからジョゼップ・マルティネス(インテル)やエミル・アウデーロ(コモ)、ミケーレ・ディ・グレゴーリオ(ユヴェントス)、ピエルルイジ・ゴッリーニ(ジェノア)がユニフォームを変えた。本当に大きな動きがあった。しかし、100%の説得力がある者は誰もいない。(ヴォイチェフ)シュチェスニーのような素晴らしいGKの後釜となった優秀なディ・グレゴーリオですらそうだ」

「大量に補強が行われたもう1つのポジションは、センターフォワード。メフディ・タレミ(インテル)やモイーズ・キーン(フィオレンティーナ)、アルバロ・モラタ(ミラン)、アンドレア・ベロッティ(コモ)、マテオ・レテギ(アタランタ)、ロレンツォ・コロンボ(エンポリ)、ロベルト・ピッコリ(カリアリ)、タイス・ダリンガ(ボローニャ)、ティヤニ・ノスリン(ラツィオ)、アルテム・ドフビク(ローマ)、カスパー・テングシュテット(ヴェローナ)らが挙げられ、多くのチームの顔が変わることになっている」