虎打線沈黙で中日に惜敗…元気のないクリーンアップに谷繁氏「この3人が打てばまだまだ上を追撃できると思う」と奮起に期待

AI要約

阪神が中日に惜敗。4カード連続初戦落とし、首位・広島との差が4ゲームに広がる。

打線の核である森下と佐藤が不振続き、クリーンアップにパンチ不足を露呈。

解説者たちは森下、佐藤、大山の打撃力の重要性を強調し、打線の踏ん張りを期待。

虎打線沈黙で中日に惜敗…元気のないクリーンアップに谷繁氏「この3人が打てばまだまだ上を追撃できると思う」と奮起に期待

◆ 「もう少し踏ん張ってほしい」

 阪神が中日に惜敗。これで4カード連続初戦を落とし、首位・広島との差は4ゲームに広がった。

 阪神は初回、中日先発の小笠原慎之介に対し、先頭の近本光司が強烈なピッチャー返しで出塁すると、2死一、二塁から大山悠輔のタイムリーで先制に成功。小笠原は左ひじに打球を受けた影響でこの回限りで降板と阪神優位の展開かと思われたが、2回以降は中日の救援陣を打ち崩せず0行進。阪神先発のジェレミー・ビーズリーは7回2失点の好投も報われず、1-2の逆転負けを喫した。

 2回以降はわずか1安打と元気のなかった阪神打線に対し、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は「ちょっと前に阪神が連勝していた時って、やっぱり森下と佐藤輝明がかなり打ってましたよね。で、この2人が止まった途端、ちょっと勝てない状況になってるんですよね」と特にこの日も3番と4番に入った2人に言及。

 解説として出演した谷沢健一氏も「やっぱりこれから巨人、広島を追っていくためには、もうこの2人は外せないんですから。そういう余裕もないですからね。 やはり7月、8月は2人とも3割近く打ってますからね。そういう意味でも、もう少し踏ん張ってほしい」と期待。さらに「3、4番が打てないと、下位の方に影響がある。木浪は去年8番ですごく打ってたんだけども、今年はあまり調子が出ない。だからあそこで代打を出さざるを得ないんだよね、今日の渡邉諒みたいにね、いい当たりはしたけどもね」と7回の代打策にも触れつつ、打線全体に影響を及ぼすと指摘した。

 もう一人の解説者の斎藤雅樹氏は「森下、佐藤、それと大山も含めてですよね。やっぱりみんなね打たないと。去年はそれで勝ってきたわけですから。それがないと、なかなか追うのは難しくなりますよね」とコメントすると、最後に谷繁氏が「この2人にかかるその比重っていうのはすごく大きいと思うんですよ。ここには大山も入ってくるんで、この3人が打てば まだまだ上を追撃できると思うんでね。頑張ってほしいですね」と結んだ。

 この日は森下と佐藤が計7打数ノーヒット。大山を加えても11打数1安打と不振だったクリーンアップ。打線の核が機能しないと、当然、得点能力も上がってこないことを象徴するようなゲームだった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』