バニャイアがレコードブレイクで初日プラクティストップ/MotoGP第11戦オーストリアGP

AI要約

MotoGP第11戦オーストリアGPの初日セッションでは、フランセスコ・バニャイアがトップタイムを記録。

フリープラクティス1では転倒が相次ぎ中断が起き、マルティン、モルビデリ、バニャイアが上位に。

午後のプラクティスではバニャイアが記録更新し、トップで終了。

マルク・マルケスやビンダーなども上位に位置する中、クアルタラロは苦戦し13番手に。

中上貴晶は22番手となった。

重要なタグ: MotoGP, オーストリアGP, フランセスコ・バニャイア, ドゥカティ, レッドブル・リンク

バニャイアがレコードブレイクで初日プラクティストップ/MotoGP第11戦オーストリアGP

 MotoGP第11戦オーストリアGPの初日セッションがレッドブル・リンクで行われ、MotoGPクラスはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がプラクティスをトップで終えた。

 フリープラクティス1は気温25度、路面温度29度のドライコンディションで行われた。セッション序盤はホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)がトップにつけ、ワイルドカード参戦のKTMテストライダー、ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)が2番手、バニャイアが3番手に続く。

 残り時間5分を切ったとき、ペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が4コーナーで、このセッションにおける2回目の転倒を喫する。ハイスピードでの転倒だったが、アコスタ自身は起き上がってコースから離れた。この転倒によりコースに土などが飛散したため、赤旗が提示され、フリープラクティス1は残り時間3分34秒で中断となった。

 その後、間もなくセッションは再開された。フリープラクティス1はマルティンがトップ、2番手にチームメイトのフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)が浮上した。3番手はポル・エスパルガロ、4番手はバニャイアで、5番手はブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)となった。

 午後のプラクティスは気温33度、路面温度36度のドライコンディションとなった。序盤からトップに立っていたのはバニャイアで、2番手にはマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が続くトップ2となる。3番手がフリープラクティス1でトップだったマルティン、4番手がモルビデリである。

 前半は転倒が続き、マルコ・ベツェッキ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPレーシングチーム)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPレーシングチーム)、アコスタがクラッシュを喫した。ディ・ジャンアントニオはメディカルセンターに向かったということだ。

 残り時間12分、セッション序盤にこの日3回目の転倒を喫したアコスタが自己ベストを更新したのを皮切りに、予選Q2へのダイレクト進出に向け、トップ10以内を目指して激しいタイムアタックに入った。

 残り時間2分を切ったとき、マルク・マルケスがトップタイムをマークした。しかし、すぐさまマルティン、さらにモルビデリがそのタイムを上回る。そして残り時間2分、バニャイアが1分28秒508を記録してトップに立った。このタイムは、オールタイムラップ・レコードを更新するものである。

 プラクティスはバニャイアがトップで終え、2番手がモルビデリ、3番手がマルティンで、4番手にマルク・マルケスが続いた。トップ4までをドゥカティが占めている。5番手はビンダーだった。

 ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)は終盤に一時トップ10に入ったものの、最終的に13番手。中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は22番手だった。

[オートスポーツweb 2024年08月16日]