去就はどうなる…? 現在フリーの日本人選手(4)元日本代表が出場わずか25分…。33歳が経験した屈辱のシーズン

AI要約

原口元気は苦しいシーズンを過ごし、新天地がまだ決まっていない状況にある。

フリーとなった原口は移籍金がかからず、浦和レッズやドイツのクラブ復帰など新たな可能性を模索している。

33歳になった原口はまだ競争力を持ち、屈辱のシーズンを跳ね返す逆襲が期待される。

去就はどうなる…? 現在フリーの日本人選手(4)元日本代表が出場わずか25分…。33歳が経験した屈辱のシーズン

 いよいよ今週末、欧州リーグの2024/25シーズンが続々と幕を開ける。今夏、新天地への移籍が決まった選手たちがいる一方で、前所属クラブを退団してから新しい所属先が決まらず、いまだ“就活中”の選手たちも存在する。今回は、現在フリーの日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

MF:原口元気(はらぐち・げんき)

生年月日:1991年5月9日

前所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)

23/24リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト

 苦悩のシーズンを経験した原口元気の新天地が決まるのは、いつになるのだろうか。

 2014年からドイツで長いキャリアを築いてきた原口にとって、2023/24シーズンは悔しさばかりが残ったはずだ。リーグ戦で出場したのは2試合のみ。わずか25分しかピッチに立つことを許されず、得点もアシストもつかなかった。

 昨季は戦力外に近い状態でままシーズンが終わり、シュトゥットガルトとの契約が満了に。1か月以上が経った現在も、新たなクラブと契約したという吉報は届いていない。ただ、フリーになったことで移籍金がかからないのは新天地を決めるうえでメリットとなる。古巣の浦和レッズを含め、Jリーグに復帰する可能性もあるだろう。さらに、今年5月にはドイツ誌『kicker』が原口のデュッセルドルフ復帰の可能性を示唆。2017/18シーズンにブンデスリーガ(ドイツ1部)昇格を経験した古巣で再起をはかるのも悪くない選択肢だ。

 今年5月9日に33歳となった原口だが、まだまだ老け込むような年齢ではない。競争の中に身を置いて、自らの力で先発の座を勝ち取るだけの力は残されているはずだ。2024年後半、屈辱のシーズンを乗り越えた原口の逆襲が始まる。