【巨人】堀内恒夫氏 2戦連続完封の戸郷翔征を絶賛も「あえて言うとするならば…」

AI要約

堀内恒夫氏が若きエース・戸郷翔征投手を絶賛し、2戦連続完封勝利についてコメントした。

堀内氏は戸郷の投球スタイルを賞賛しつつ、最後まで投げ切る精神を持つよう助言した。

戸郷は個人記録でもリーグトップに立つ活躍を見せ、V奪回の原動力となる可能性がある。

【巨人】堀内恒夫氏 2戦連続完封の戸郷翔征を絶賛も「あえて言うとするならば…」

 巨人の元エースで監督などを歴任した野球評論家の堀内恒夫氏(76)が15日、自身のブログに新規投稿。若きエース・戸郷翔征投手(24)について私見をつづった。

 戸郷は14日の阪神戦に中5日で先発し、9回まで126球を投じて7安打、8奪三振、四死球0の内容で今季9勝目を完封で飾った。8日の広島戦(東京ドーム)に続いて2戦連続での完封勝利だった。

 普段は優しくも辛口の堀内氏は「今の戸郷に言うことは何もない」とズバリ。「『2試合連続完封勝利』 マスコミ各社 こんな文字が踊っているのかもしれないが ビックリすることではないよ。それくらいの実力はあるからね。特に、いいと思うのはフォークに頼らず 真っ直ぐを多めに投げているところだね」と絶賛した。

 とはいえ、そこは堀内氏だ。「言うことは何もない」と前置きしていたが「あえて戸郷に言うとするならば」とし「マウンドに上がったら最後まで投げ切ることを常に念頭に置いてほしい。そうすれば、戸郷自身が掲げた目標が自ずと近づいてくるはずだ。チームの優勝は大事だが個人の成績も大切に。狙える時は果敢に狙うこと」と背中を押した。

 セの先発投手では4完投、3完封はいずれも才木(阪神)と並んでトップタイ。115奪三振もリーグ1位で138投球回(同2位)、9勝(同4位タイ)、防御率2・15(同8位)などさまざまなタイトルを射程に入れる。4年ぶりとなるV奪回の原動力となるだけでなく、個人記録の今後も見ものとなりそうだ。