巨人・戸郷翔征が自身初の2試合連続完封 満塁弾の浅野に感謝「何をプレゼントしようかな」

AI要約

巨人の戸郷翔征投手が7安打無四球、8奪三振の完封勝利を挙げ、今季9勝目を記録した。

前回の投球内容から大きく改善し、浅野の満塁本塁打による援護もあり、自身初の2試合連続完封を達成した。

浅野に感謝し、プレゼントを贈ることを約束した戸郷は、若手投手としての成長を見せている。

巨人・戸郷翔征が自身初の2試合連続完封 満塁弾の浅野に感謝「何をプレゼントしようかな」

(セ・リーグ、巨人4-0阪神、21回戦、10勝10敗1分、14日、東京D)19歳の一発に、エースが奮い立った。今季初の中5日登板となった巨人・戸郷翔征投手(24)が7安打無四球、8奪三振で完封し、今季9勝目を挙げた。126球で投げ切り、8日の広島戦に続いて自身初の2試合連続完封。お立ち台で隣に立った浅野の頭をなでた。

「〝浅野さん〟に打っていただいて、神様かなと思いました。すごかった。『これは完封するしかないぞ』と先輩の意地でした」

甲子園球場で登板した1日の阪神戦は5回で6失点を喫しただけに「ふがいない投球をした。何とかやり返そうと思った」。前回に続きバッテリーを組んだ大城卓の強気なリードに導かれ、140キロ台後半の球速は最後まで落ちなかった。

何より力をくれたのは、浅野の満塁本塁打による援護だ。チームの柱となった右腕は、かわいく、頼もしくもある後輩に「何をプレゼントしようかな。欲しいものを聞きたい」と、お礼品を贈ることを約束した。(谷川直之)