米ホーム・デポ、通年の業績予想を下方修正

AI要約

米ホーム・デポは個人消費の低迷により、通年利益が減少し、既存店売上高も落ち込むと警告した。

顧客は借入コストや物価上昇を理由に大型商品の購入を延期しており、既存店売上高は3.3%減少した。

同社は年間既存店売上高の見通しを下方修正し、株価のリスクは軽減するとの見方がある。

米ホーム・デポ、通年の業績予想を下方修正

Juveria Tabassum

[13日 ロイター] - 米ホーム・デポは13日、個人消費の低迷により、通年利益が減少し、年間の既存売上高もさらに落ち込むと警告した。

借入コストの上昇や物価上昇を背景に顧客はフローリングやキッチンキャビネット、バスルームなどの大型商品の購入を遅らせている。

テッド・デッカー最高経営責任者(CEO)は「誰もが金利が下がると予想している。 そのため、顧客は大型プロジェクトを延期している」と決算後の電話会議で語った。

この日発表した第2・四半期決算は、既存店売上高が3.3%減少した。LSEGがまとめた市場予想は1.98%減だった。客足の指標である顧客取引は13四半期連続で減少した。

年間既存店売上高は3─4%減少すると予想。従来予想の約1%減から下方修正した。希薄化後1株当たり利益は2─4%減少すると予想している。

ウェドブッシュのアナリスト、セス・バシャムはメモの中で、最新予測は「保守的ではないにせよ妥当であり、今後の見通しと株価のリスクは軽減するはずだ」と述べた。