神戸に森岡亮太が完全移籍加入! 約8年半ぶり帰還「さらなる歴史をトモニ作っていきましょう」

AI要約

ヴィッセル神戸が元日本代表MF森岡亮太の完全移籍加入を発表。

森岡は神戸での経歴を経て、ポーランドやベルギーでプレーし、8年半ぶりに神戸に帰還。

森岡は再び神戸でプレーすることを喜び、新たな歴史を築く意気込みを語った。

 ヴィッセル神戸は13日、ベルギーのシャルルロワより元日本代表MF森岡亮太が完全移籍にて加入することを発表した。なお、背番号は「88」に決まっている。

 森岡は1991年4月12日生まれの現在33歳。久御山高校卒業後の2010年に神戸へ入団した。ルーキーイヤーは出番に恵まれなかったものの、監督交代後の同年10月にJリーグデビューを飾る。2年目から出場機会を増やし、クラブがJ2リーグでの戦いを強いられた2013年からは背番号「10」を着用。1年でのJ1復帰に貢献すると、翌2014シーズンはJ1リーグ全34試合のピッチに立って4ゴールを記録。同年9月には当時のハビエル・アギーレ監督に抜てきされ、日本代表デビューも飾った。神戸には2015シーズン終了時までの6年間在籍し、公式戦通算161試合出場27得点を記録した。

 2016年1月よりポーランドのシロンスク・ヴロツワフへ完全移籍。背番号「10」を託され、シーズン途中の加入ながら即座に主力に定着し、1年半の在籍でエクストラクラサ(ポーランド1部リーグ)51試合出場15ゴールをマーク。2017年夏にはワースラント・ベフェレンに完全移籍し、ベルギーに上陸すると、翌年1月にはアンデルレヒト入りを果たす。同国屈指の名門では加入直後こそ存在感を示したものの、徐々に序列を下げ、2019年1月にシャルルロワへ期限付き移籍。アンデルレヒトでは公式戦通算26試合出場6ゴールを記録した。

 シャルルロワでは主力の一角に君臨し、シーズン終了後には完全移籍へ移行。5シーズン半にもわたって活躍を続け、公式戦通算160試合に出場して19ゴールを挙げた。昨季はプレーオフも含めたジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)で23試合のピッチに立ったものの、同シーズンをもって契約が満了。フリートランスファーで、8年半ぶりに神戸へ帰還することが決まった。

 神戸への完全移籍加入を受けて、森岡はクラブを通してコメントを発表。次のように意気込みを綴った。

「神戸のみなさん、お久しぶりです。神戸からヨーロッパへ旅立って8年半、戻ってまいりました。あのとき、自分の夢を叶えるためにヨーロッパへ行く決断をしましたが、それと同時に、ヨーロッパから日本へ帰ってくる時がくれば神戸に帰ってきたいという思いも一緒にありました。今回その思いが現実となり、また神戸のユニフォームを着てプレーできることにとてもワクワクしています。さらなる歴史をトモニ作っていきましょう」