池江璃花子 ロス五輪まで拠点は豪州 12月の世界短水路は欠場の意向「少しゆっくりしたい」

AI要約

競泳女子の池江璃花子が、世界短水路選手権への出場を見送る意向を表明。オーストラリアでコーチとのミーティングを予定し、国体やW杯に出場を希望している。

オーストラリアに移ってからの1年間は、水泳に集中してきた池江璃花子。帰国後は非水泳関連の活動にも時間を割きたいと述べた。

4年後のロサンゼルス五輪を自らの集大成と位置づける池江璃花子。そのために全力投球を決意し、未来に対する覚悟を述べた。

池江璃花子 ロス五輪まで拠点は豪州 12月の世界短水路は欠場の意向「少しゆっくりしたい」

 パリ五輪に出場した競泳女子の池江璃花子(横浜ゴム)が13日、都内で行われたビート板寄贈プロジェクトのイベントに出演。12月の世界短水路選手権(ハンガリー)に出場しない意向を示した。今後の予定について「オーストラリアに帰って、コーチとミーティングをすることになっている。国体(9月、佐賀)は出る予定で、できればW杯は出たいなという感じではあるけど、今のところ自分の中では世界選手権は今年はいいかなって思う」と明かした。

 昨年10月からオーストラリアに拠点を移した。水泳に全ての時間をささげた1年だった。年内は、水泳以外のことにも時間を費やしてみたい。「急に去年行ってしまったので、ゆっくりする時間もなかった。とにかく練習詰めの日々で大変だった。水泳にもうずっと一方通行というか、本当にそれ以外のことは手が回らなかったりしたので、少しゆっくりしたい。せっかくオーストラリアにいるので。今もほとんど泳いでいない状態。ちょっとずつ楽しくまた泳ぎ始められたらなという感じ」と話した。

 6日に帰国してすぐに空港でセブンティーンアイスクリームを食べ、夜は餃子をたいらげた。その後もラーメン、寿司と4か月ぶりの日本を満喫している。「コンビニに行けるのがすごくうれしくて。特に買うもものないのにコンビニに行ったりしている。やっぱり日本いいなって思う」。久々にお酒を飲んだり、愛車でドライブに出かけたり。「ちょっとしたことが楽しい」と笑顔を見せた。

 4年後のロサンゼルス五輪を「集大成」と位置づける。「ロスまではオーストラリアでやるつもり」と覚悟は決まっている。「4年間あとは全力でやるだけ。全力でこの4年間を頑張っていって、その結果が出なかったとしたら、それはそれで、自分の人生だと思って。自分はそういう力がなかったっていうわけではなくて、これが一つの自分の人生であったなっていう風に、そういう風に思えるような4年間にしていきたい」と語った。