【甲子園】東海大相模・柴田元気が低反発バットで大会第1号「まさか自分が打てるとは…」

AI要約

第106回全国高校野球選手権大会の第6日、東海大相模対富山商の試合で東海大相模の柴田元気が大会初の本塁打を放つ。

柴田の一打は大歓声を呼び起こし、19試合目での達成は史上最も遅い記録となる。

柴田は驚きながらも満足そうに一打を振り返り、新基準の低反発バット導入による本塁打数の激減にも触れた。

【甲子園】東海大相模・柴田元気が低反発バットで大会第1号「まさか自分が打てるとは…」

 第106回全国高校野球選手権大会の第6日(12日)第2試合の東海大相模(神奈川)と富山商の試合で、東海大相模の柴田元気(2年)が大会第1号となる本塁打を放った。

 東海大相模が2点リードで迎えた8回一死走者なしの場面だった。柴田が打席に入り、2球目の真っすぐを振り抜くと打球はグングンと伸びて右翼ポール際へ突き刺さった。開幕から19試合目にしてようやく飛び出した大会初アーチは、木製バットを使用していた1960年の17試合目を更新する最も遅い記録。待ちわびた一発に甲子園のスタンドからは大歓声が沸き起こった。

 試合後、柴田は「まさか自分が本塁打を打てるとは思ってなかった」と驚いた様子。「内からしっかりバットを出して芯で捉えられたのでいい打球がいった」と渾身の一打を振り返った。

 昨夏の本塁打数は23本だったが、今春から新基準の低反発バットが導入されたこともあり、センバツではわずか3本と激減していた。

 大会第5日(11日)には早実(西東京)の宇野(3年)が大飛球を放ったが、スタンドまでは届かずフェンス直撃の二塁打となっていた。