熊本工・田島監督「あと1点が…好バッテリーに脱帽」 夏の甲子園

AI要約

熊本工が広陵に1-2で敗れた第106回全国高校野球選手権大会の試合内容を振り返ると、相手先発投手の高尾が難敵であり、熊本工は得点を奪うのが難しかった。

田島監督は高尾投手とのバッテリーに脱帽し、経験や自信から裏打ちされた強さを感じたとコメント。走者を送りにくい意思を感じ、高尾投手の実力を称賛した。

熊本工は九回に見せ場を作り、浜口選手が奮闘したが、結局高尾投手の強さに敵わず試合に敗れた。監督は先発の山本投手にも成長を期待し、今後の戦いに期待を寄せた。

熊本工・田島監督「あと1点が…好バッテリーに脱帽」 夏の甲子園

 第106回全国高校野球選手権大会は第6日の12日、阪神甲子園球場で2回戦が始まり、熊本工が広陵(広島)に1―2で敗れた。熊本工・田島圭介監督の試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇熊本工・田島圭介監督

 (相手先発の)高尾(響)君のベストボールを打つのは難しい。塁に出ても送りバントすら簡単にさせてもらえない。只石(貫太)君とのバッテリーに想像以上に試合をコントロールされて、あと1点が遠かった。好バッテリーに脱帽です。

 どうにか塁に出て、走者と打者の共同作業で(高尾投手の)甘い球を捉えようと話していた。簡単には得点圏に走者を送らないぞ、という意思を感じた。これが経験や自信から裏打ちされた強さなのかなと。本当にいい投手だった。

 (九回は)もうサヨナラ勝ちしかないと思っていた中で走者が出た。(4番の)浜口(翔太選手)は今日当たっていたのでバスターの指示を出した。何とかつないでくれて見せ場は作ったが、最後まで高尾君が……。(高尾投手が九回に146キロで見逃し三振を奪った外角直球は)高校生では打つのは難しい。

 (先発・山本凌雅投手は)序盤から中盤にかけて、高尾君に引けを取らない良い投球をしてくれた。熊本大会でエース(の広永大道投手)が故障して投げられなくなってから、目の色が変わって戦う目になった。優しい性格なので夏前までは控え目だったが、夏からは自分が投げきるんだと気迫を全面に出してくれた。今日の高尾投手のマウンドさばきに刺激を受けたと思うので、追いつき追い越せと成長してほしい。