【甲子園】広陵・中井哲之監督が甲子園春夏通算40勝 木内幸男、阪口慶三監督に並ぶ歴代7位

AI要約

広陵が逆転勝利を収め、中井哲之監督が甲子園春夏通算40勝を達成した。

高尾響のピッチングや浜本遥大の活躍などで試合の流れを振り返る。

広陵と熊本工の対戦が初めてであり、両校の歴史や実績が比較される。

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第5日・2回戦 広陵―熊本工(2024年8月12日 甲子園)

 広陵が逆転勝利を収め、中井哲之監督(62)が甲子園春夏通算40勝を挙げた。甲子園春夏通算40勝は木内幸男監督(取手二、常総学院)、阪口慶三監督(東邦、大垣日大)に並ぶ歴代7位となった。

 先発のエース右腕・高尾響(3年)が5回2死三塁から熊本工の2年生エース山本凌雅に中前へはじき返されて先制点を許した。

 それでも味方打線が7回1死二、三塁から1番・浜本遥大が右前へ2点適時打を放って勝ち越した。

 高尾は8回1死二塁のピンチを招くも、2番・浦上雄宇を二直、3番・上田遥斗を一ゴロに仕留めて一打同点のピンチを切り抜けた。

 長く高校野球の歴史を彩ってきた両校。広陵は2年連続25度目の出場。熊本工は3年ぶり23度目の出場。広島県と熊本県の高校は過去5度の対戦があるが、意外にもこの名門両校の対戦は初めてとなった。

 全国的なファンも多い両校は、大会で残してきた数字も似ている。広陵は夏の大会は通算35勝で最高成績は過去4度の準優勝。熊本工も30勝を挙げ、過去3度の準優勝が最高だ。