米体操連盟が閉会式中にCAS裁定に反論声明「証拠映像を提出した」…パリ五輪

AI要約

米国体操連盟はパリ五輪体操女子の種目別床運動に関する問題でスポーツ仲裁裁判所に文書と証拠映像を提出した。

モニカ・エスプジト監督が審判に対する要求が規定の制限時間を超えて行われたと認定され、ランディ監督の抗議が不十分であるとされた。

裁定はパリ五輪閉会式の開催中に行われ、アナ・バルボズが3位に繰り上がる決定がなされた。

米体操連盟が閉会式中にCAS裁定に反論声明「証拠映像を提出した」…パリ五輪

 米国体操連盟は11日、パリ五輪体操女子の種目別床運動を巡る問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に文書と証拠映像を提出したと発表した。10日に出された裁定で、CASは米国から審判への採点見直し要求が、国際体操連盟(FIG)の規定の60秒を4秒過ぎて行われたと認定。ジョーダン・チャイルズ(米国)の得点を、修正前0・1点少ない状態=13・666点とし4位、13・700点だったアナ・バルボズ(ルーマニア)が3位に繰り上がるとした。

 米国連盟はセシル・ランディ監督による抗議はスコア表示から47秒後に行われ、55秒後にも再度行ったという。「裁定が下される以前にはタイムスタンプ付きの証拠映像が入手できていなかった」と説明している。

 競技は5日行われ、ルーマニア体操連盟がCASに提訴し裁定が下った。CASの発表では、米国チームの採点見直し要求は得点掲示から1分4秒後になされ、FIGが定める制限時間1分を超えていたとされた。

 声明はパリ五輪を締めくくる閉会式の開催中に出された。