「真の五輪チャンピオンはロシアだ」新体操でドイツ選手が金メダルも、露連盟会長が豪語する真意とは?「彼女は我が国で…」【パリ五輪】

AI要約

パリ五輪の新体操・個人総合決勝でドイツのダリア・バルフォロメーエフが金メダルを獲得

ロシアの新体操連盟会長がロシアの選手が各国代表として活躍することに自信を示す

ロシア新体操のプライドが強い

「真の五輪チャンピオンはロシアだ」新体操でドイツ選手が金メダルも、露連盟会長が豪語する真意とは?「彼女は我が国で…」【パリ五輪】

 パリ五輪の新体操・個人総合決勝が現地8月9日に行なわれ、ドイツのダリア・バルフォロメーエフが4種目合計142.850点で母国初の金メダルに輝いた。一方でこの結果を受けて、今回は不出場となっているロシアの新体操連盟会長が「依然として真のオリンピック・チャンピオンはロシアである」などと豪語している。

 9日の新体操・個人総合の結果は、強豪国の一角であるロシアでも注目されている。というのもロシア出身の選手が各国の代表として出場しているからだ。金メダルを獲得したバルフォロメーエフも例外ではなく、ロシアのバルナウル出身の彼女は2019年、13歳当時にドイツへ移住したとされている。

 ロシア出身選手の活躍に、露メディア『SPORT24』は全ロシア新体操連盟のイリーナ・ウィーナー会長を直撃。バルフォロメーエフの金メダルについて問うと「彼女は我が国で新体操の基礎を学んだのだ。それが全てを物語っている。今でもロシアが第1位、それだけだ」と指摘したうえで、「膨大な数のロシア出身者がオリンピックで演技し、非常に上手くやっている。新体操の真のオリンピック・チャンピオンは、現在どこの国で出場しているとしても、ロシアであることに変わりない」と見解を示したという。

 パリ五輪不参加のロシア新体操は、強豪としての強烈なプライドを覗かせている。

構成●THE DIGEST編集部