大谷翔平、初回の第1打席は初球打ちで左飛 現時点で打率・299 4か月ぶりに3割切る

AI要約

大谷翔平投手が主力選手としてのプレッシャーに耐える中、打率が4か月ぶりに3割を下回る。状態の悪化が続く中、ノーヒットの試合も増えており、課題が残る。

大谷はデーゲームでの成績が夜の試合より良い傾向にあり、今後の戦いに向けて調子を戻すために努力を続ける姿勢を示している。

チームや個人としての目標である40-40やワールドシリーズ制覇を目指し、試練に立ち向かっている大谷翔平の姿が描かれる。

大谷翔平、初回の第1打席は初球打ちで左飛 現時点で打率・299 4か月ぶりに3割切る

◆米大リーグ ドジャース―パイレーツ(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。初回先頭の第1打席は初球を打って左飛に倒れた。打率は現時点で3割(2割9分9厘8毛)から2割9分9厘(1毛)となり、4月5日(同6日)終了時点以来、約4か月ぶりに3割を切った。

 9日(同10日)の同戦では3回に3試合ぶりの35号2ラン。11打席ぶりの安打が飛距離448フィート(約136・6メートル)の特大アーチとなったが、前日10日(同11日)は23年ドラフト全体1位のP・スキーンズと2度目の対戦で大苦戦。6月の初対戦では自身初めて160キロ超の球を本塁打としたが、今回は3打数無安打2三振に封じられた。10日終了時点で打率リーグトップから3位に転落し、本塁打でも3戦連発のオズナ(ブレーブス)に35本で並ばれていた。8月はこの日まで8試合のうち4試合がノーヒット。月間打率1割8分2厘と勢いに陰りが見えているが、この日も最初の打席で快音は響かなかった。

 この日のパ軍先発左腕、B・ファルター投手(27)とは6月6日(同7日)に敵地で初対戦し、3打数1安打2三振だった。大谷はこの日までデーゲームは32試合で打率3割4分4厘、13本塁打と、82試合で2割8分3厘、22本塁打のナイターよりも得意にしている。今後の戦いに向けて「(状態が)悪い時は必ず来る。元の状態にどうやって早く戻すのかはテクニックじゃないかなと思います」と話す大谷。日本人初の3冠王、40本塁打&40盗塁の「40―40」、そしてチームのワールドシリーズ制覇へ。試練を乗り越える。