大会ナンバーワン右腕の報徳学園・今朝丸裕喜、3失点で降板「日本一を目指していたので悔しい」【夏の甲子園】

AI要約

報徳学園は全国高校野球大会1回戦で大社に3-1で敗れる。立ち上がりの失点が影響し、投手の今朝丸裕喜は高校生活最後の試合に悔しさを感じた。

今朝丸裕喜はプロ入りを目指し、今秋のドラフト上位候補に挙がることが期待される。立ち上がりの失点によりストレートを中心に組み立てた投球が打たれ、悔しさをにじませた。

チームは攻撃で援護できず、大社の馬庭の投球に抑え込まれた。大会での敗北に対し、選手や監督は悔しさを口にした。

大会ナンバーワン右腕の報徳学園・今朝丸裕喜、3失点で降板「日本一を目指していたので悔しい」【夏の甲子園】

◇11日 全国高校野球選手権大会1回戦 大社3―1報徳学園(甲子園) 

 立ち上がりの失点が致命傷だった。今春センバツ準優勝を支えた報徳学園(兵庫)の最速151キロ右腕、今朝丸裕喜投手(3年)は、1回に失策も絡んで2失点。7回にも追加点を奪われ、6イニング2/3を3失点(自責2)で降板した。

 「センバツで準優勝。日本一を目指していたので悔しい。高校生活は終わったので、ここからはプロで勝てる投手になりたい」。高卒でプロ入りしたい思いを明らかにした。

 立ち上がりは、この夏に向けて磨いてきたストレートを中心に組み立てたが、そこを狙われた。「調子は良かったが、力んでしまった。持ち味のストレートを打たれた」と悔しさをにじませた。

 今秋のドラフト上位候補にも挙がる大会ナンバーワン右腕は報道陣に涙を見せずに「体づくりをします」と前を向いた。大角健二監督は「攻撃で援護してやれなかった」と、大社の左腕・馬庭の緩急をつけた投球に抑え込まれたのを残念がった。