「甲子園1期生」早稲田実業が勝利、大社が報徳学園破り63年ぶり夏白星、鶴岡東が競り勝ち、創成館・村田が無四球完封【24年・夏甲子園5日目】

AI要約

甲子園初戦で早稲田実業が鳴門渦潮に8-4で勝利し、宇野選手の活躍が光った。

鶴岡東が聖光学院を2-1で下し、櫻井投手の好投で2回戦進出を果たした。

大社が報徳学園を3-1で破り63年ぶりの夏甲子園勝利を収め、馬庭投手の活躍が光った。

「甲子園1期生」早稲田実業が勝利、大社が報徳学園破り63年ぶり夏白星、鶴岡東が競り勝ち、創成館・村田が無四球完封【24年・夏甲子園5日目】

2024年の第106回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)5日目は11日、1回戦4試合が行われた。

第1試合は、甲子園で最初に開かれた第10回大会に出場している早稲田実業(西東京)が、8対4で鳴門渦潮(徳島)に競り勝ち、100年経った記念すべき甲子園初戦を白星で飾った。初回に2点を先制されたが、木製バットを使用するプロ注目のスラッガー、主将の宇野 真仁朗内野手(3年)が2回2死満塁から左翼越えへ、走者一掃の3点適時二塁打を放って3対2と逆転。その後、打線が勢いづいて逃げ切った。

第2試合は、鶴岡東(山形)が2対1で聖光学院(福島)との東北対決を制して2回戦進出を決めた。エース左腕・櫻井 椿稀投手(3年)が9安打を許しながら1失点の完投勝利。4番打者としても、3回に2点適時打を放ってチームに勝利を呼び込んだ。

第3試合は、大社(島根)が3対1で2年連続センバツ準優勝の報徳学園(兵庫)を破って、63年ぶりの夏甲子園勝利を挙げる「大金星」をマークした。プロ注目の今朝丸 裕喜投手(3年)相手に、初回に足を使った攻撃でゆさぶりをかけるなど2点を先制。7回にも1点を追加し、先発の馬庭 優太投手(3年)が7安打1失点完投で逃げ切った。

1回戦最後となった第4試合は、2年連続甲子園出場の創成館(長崎)が、白樺学園(北北海道)に1対0で競り勝ち、昨年に続き2年連続で初戦突破。長崎県勢の夏初戦勝利を5大会連続に伸ばした。3回に犠飛で先制。先発の村田 昊徽投手(3年)の6安打無四球完封で守り切った。昨年夏も甲子園のマウンドを経験した右腕が、大阪桐蔭(大阪)の中野 大虎投手(2年)に次いで、大会2人目となる完封勝利で、チームを勝利に導いた。

大会6日目の12日は、2回戦に入り、午前8時から4試合が行われる。