【レスリング】清岡幸大郎、決勝進出で銀メダル以上が確定 女子57キロ金の桜井つぐみ幼なじみ

AI要約

パリオリンピック(五輪)で初出場の清岡幸大郎が男子フリースタイル65キロ級で決勝進出を果たし、銀メダル以上を確保。準決勝でアジア選手権2位の選手を破った。

清岡幸大郎は世界選手権の経験はない新星であり、乙黒拓斗を破り、アジア予選を突破してパリ行きを決めた。鋭いタックルや動きで会場を魅了し、準々決勝では激戦を制し、観客を沸かせた。

幼少期から高知クラブで競技を始めた清岡幸大郎は、11日の決勝で幼なじみに肩を並べる機会が訪れる。母親同士のつながりから始まった競技人生が今実る。

【レスリング】清岡幸大郎、決勝進出で銀メダル以上が確定 女子57キロ金の桜井つぐみ幼なじみ

<パリオリンピック(五輪):レスリング>◇10日◇男子フリースタイル65キロ級◇シャンドマルス・アリーナ

 【パリ=阿部健吾】初出場の清岡幸大郎(23=三恵海運)が決勝進出を決め、銀メダル以上を当確させた。準決勝で4月のアジア選手兼2位のトゥルガ・オチル(モンゴル)を下した。

 世界選手権の出場経験はない。昨年末の国内選考会で東京五輪金メダルの乙黒拓斗を破り、その後のアジア予選でパリ行きを決めた新星。1回戦から鋭いタックル、バネのある動きを随所に見せて観客を魅了した。準々決勝では23年世界選手権2位のプエルトリコ選手と激戦を繰り広げ、幾度も足に食らい付き、守備では体を反転させて回避するムーブも。勝利を決めると観客をあおってほえた。

 母親同士が同僚だった縁で、金メダルを獲得した女子57キロ級の桜井つぐみの父優史氏が立ち上げた高知クラブで競技を開始した。3歳だった。高知で切磋琢磨(せっさたくま)してきた幼なじみの結果に、奮起していたに違いない。11日の決勝へ。あと1勝で、肩を並べてみせる。