【吉田正尚と一問一答】アストロズの先発ブランコは「奥行きがあるピッチャーでした」
吉田正尚外野手がアストロズ戦で3打数無安打の成績を残す。
吉田はブランコやキングからの投球に苦しみながらも粘りを見せる。
レッドソックスはアストロズに8-4で敗れ、吉田の打率は.280となる。
レッドソックスの吉田正尚外野手(31)は9日(日本時間10日)、ホームでのアストロズ戦に「3番・DH」で先発出場し、3打数無安打だった。初回、1死二塁で迎えた第1打席はカウント1―1から右腕ブランコの86マイルのスライダーを打って二ゴロ。3回1死無走者の第2打席では、またもブランコに対して2ストライクを取られてからファウル5球を打って粘ったものの、9球目のスライダーを惜しくも中直だった。
左腕キングと対戦した5回の第3打席ではカウント2―1からスライダーを打って三邪飛。3―5とリードされた7回、2死一、三塁と左腕ファーガソンを攻め立てたところで代打ジャンセンを出された。
ここでアストロズが右腕スコットを投入すると、レッドソックスも代打の代打バルデスを起用という駆け引きを展開。バルデスが四球で歩いたが、2死満塁で主砲デバースが空振り三振に倒れ、レッドソックスは無得点に終わった。試合は結局、8―4でアストロズが勝利。吉田は4日(同5日)のレンジャーズ戦以来の無安打となり、打率は.280となった。
試合後の吉田との一問一答は以下の通り。
――ブランコ投手の印象は。
「なんかタイミングがちょっと一個、遅れるような感じで、球自体はそんな速い球とかではないんでしょうけど、奥行きがあるピッチャーでしたね」
――第2打席は9球粘ったが、飛んだところが悪かった。
「アプローチ的には悪くなかったと思います。チェンジアップがいいピッチャー。あまり今日はそんなに(投げて)来ず、スライダーが多かったですけど」
――どちらかと言えば変化球に寄せて待ち、ファウルになっている印象だった。
「そうですね。チェンジアップが決め球だと思うんですけど、待ちながらという感じでした」
――明日は気持ちを切り替えて・
「はい、勝ち越せるように。1勝1勝が大きいと思います」
(ボストン・杉浦大介通信員)