仏メディアがセーヌ川水質問題を調査「水質が十分だったのは10日間のうち2日だけだった」

AI要約

アレクサンドル3世橋で開催されたオープンウオーターでのセーヌ川の汚染問題についてフランスのメディアが報道。調査リポートによると、水質が良好だったのはわずか2日間だった。

男子オープンウオーター10キロのスウェーデン代表が水質問題を理由に出場を辞退。パリ五輪後にもセーヌ川の水質が懸念される状況。

仏メディアがセーヌ川水質問題を調査「水質が十分だったのは10日間のうち2日だけだった」

 9日にアレクサンドル3世橋でオープンウオーターが開催されたセーヌ川の汚染問題について、フランスのメディアが出した調査リポートが話題となっている。

 フランスのウェブサイト「MEDIAPART」は8日に「セーヌの水・五輪取材者が隠したかった悪い数字」と題した記事を掲載。五輪開幕以来、セーヌ川からサンプルを取って調査したところ「水質が(競技実施に)十分だったのは10日間のうち2日だけだった」とした。

 この日の男子オープンウオーター10キロでは、スウェーデン代表ビクター・ヨハンソンが水質問題を理由に出場を辞退。パリ五輪後には市民もセーヌ川で泳げるようになる予定だが、水質は今後も懸念となりそうだ。