【ボートレース】SG4Vの上滝和則が引退

AI要約

ボートレーサーの上滝和則が引退を決め、日本モーターボート競走会に引退届けを提出した。

上滝はSG4勝、G117勝の実績を持ち、選手会長も務めてきた。

通算成績は1756勝で、生涯獲得賞金は17億1,470万1,102円。最後のレースは24年7月3日の大村初日8Rだった。

【ボートレース】SG4Vの上滝和則が引退

 ボートレーサーの上滝和則(56)=佐賀=が、引退していたことが9日、分かった。8日に日本モーターボート競走会に引退届けを提出した。

 「エースのジョー」の愛称で親しまれ、SG4勝、G117勝の実績を残すとともに、5期10年間の長きに渡って日本モーターボート選手会の会長を務めてきた上滝がついに現役を引退した。

 烏野賢太、浜村芳宏ら強豪ひしめく60期の最年少にして、在校勝率トップの鳴り物入りでデビューすると、デビュー2期目に早くもA級に昇格。3年目には記念常連に定着し、4年目の1991年1月には地元唐津周年でG1初優勝を飾った。

 SGには3年目の89年福岡メモリアルで初出場を果たし、10年目の96年10月福岡ダービーで、同じ九州のライバルだった植木通彦に競り勝ち初優勝。佐賀支部の不動のエースとして君臨した。

 転機は11年3月。まだ現役バリバリで脂ののった42歳の時、突如として選手会副会長に就任して現役を退くと、同年6月に選手会長に就任。5期目の20年6月には非常勤の会長として立候補し当選。史上初のレースを走る選手会長が誕生。6期目は立候補を見送り、後任の瓜生正義が走る選手会長を引き継いだ。

 会長退任後4期目の22年後期にはA1級にも復帰したほか、22年からは毎年1回ずつ優勝を飾っている。

 通算成績は出走回数5455走、勝率7・23、1756勝、優出237回、優勝85回。24年7月3日の大村初日8R、1号艇でのフライングがラストレースとなった。生涯獲得賞金は17億1470万1102円。