「夢の中にいるのかな」夏の甲子園初勝利の新潟産大付・吉野監督

AI要約

新潟産大付が初出場で甲子園初勝利を飾した。

吉野公浩監督は選手たちの粘り強さと攻めの姿勢を讃えた。

甲子園での勝利に感慨を語り、次戦に向けて意気込んでいる。

「夢の中にいるのかな」夏の甲子園初勝利の新潟産大付・吉野監督

 第106回全国高校野球選手権大会は第3日の9日、阪神甲子園球場で1回戦があり、初出場の新潟産大付が花咲徳栄(埼玉)を2―1で破り、春夏通じて甲子園初勝利を飾った。新潟産大付の吉野公浩監督の試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇新潟産大付・吉野公浩監督

 粘り強く、最高の展開だったと思う。相手の上原(堆我)くんは145キロ前後の速球に威力があった。外角中心の配球だったので、踏み込んで打っていこうと指示を出した。無理に引っ張らず、センターから逆方向を狙うという練習してきたことができた。甘い球を引き出し、決勝打につなげられた。

 持ち味は機動力野球。選手たちのアウトを恐れない、攻めの姿勢も良かった。甲子園大会で無失策の守備は100点満点です。

 追い込まれてもファウルで粘る。しっかり選球する。相手に球数を投げさせて、こいつら面倒くさいチームだなと思わせるような試合展開にしようって伝えた。私はボクシングに例えることがある。まずはガードを固めてジャブとボディーで相手の出足を止める。スタミナを奪って最後はストレートで勝ち切るぞ、みたいな。その展開になった。

 (新潟勢で)勝利が7年ないというのは知っていた。花咲徳栄さんは優勝候補だが、何とか食らいついていこうと思っていた。チームとしても新潟勢としても大きな勝利になった。

 (目に光るものが見える)甲子園ですからね。まさかこの舞台で勝って、インタビューを受けるとか、こんなお立ち台に上がる日がくるなんて……。テレビの中の世界。それが今自分の目の前にある不思議な感覚。夢の中にいるのかな。

 次戦も向かっていき、かみついたら離さないぞという姿勢で挑みたいです。