パイレーツ傘下所属ドミンゴ・ヘルマンがドジャース戦先発か 昨季ヤンキースで完全試合 米記者報道
パイレーツ傘下の投手ドミンゴ・ヘルマンがメジャー昇格し、ドジャース戦で先発する可能性が報じられた。
ヘルマンはかつてヤンキースで完全試合を達成し、しかし私生活でトラブルを起こし、アルコール依存症治療も受けていた。
今季はパイレーツと契約し、マイナーリーグでプレーしていたが、ドジャース戦での初先発が期待されている。
パイレーツ傘下に所属するドミンゴ・ヘルマン投手(32)がメジャー昇格し、ドジャース戦で先発する可能性を8日(日本時間9日)、米メディアが報じた。
マイク・ロドリゲス記者が自身のX(旧ツイッター)で「情報筋によるとパイレーツが(傘下マイナーチーム)インディアナポリスからドミンゴ・ヘルマンをMLBに昇格させた。ヘルマンは2023年7月31日以来メジャーリーグで投球しておらず、ドジャース戦で今シーズン初先発する可能性がある」と記した。
ドミニカ共和国出身のヘルマンは、ヤンキースに所属していた昨年6月、アスレチックス戦で史上24人目の完全試合を達成。ヤ軍では99年7月のデービッド・コーン以来24年ぶり4人目の快挙で、100球未満での完封「マダックス」での偉業となった。
ただ、19年に18勝しながら、9月に家庭内暴力で81試合の出場停止処分を科され、20年シーズンを棒に振るなど私生活で度々トラブルを起こし、20年7月にはSNSで引退を示唆したこともある。昨年も8月に泥酔状態でクラブハウスで大暴れ。その後、アルコール依存症の治療のため制限リスト入りし、シーズンが終わり、FAとなった。
今季はパイレーツと1年150万ドル(約2億2000万円)でマイナー契約を結んだ。マイナーでは14試合に登板し防御率5・13。
パイレーツとドジャースは9日(同10日)からドジャースタジアムで3連戦を行う。