「魚の中に虫がいた」発言は“デタラメ”と反発!英メダリストと大会側の言い分は平行線に「裏付ける情報は何もない」【パリ五輪】

AI要約

イギリスの競泳選手がパリ五輪選手村の食事で虫が混入していると告白し、食品会社が否定する事態が発生

選手村の食事は選手の間で不満が出ており、注目を集めている

食品会社は1日4万食を提供し、選手村の食事においてオリンピック委員会との共同開発が行われていることを主張

「魚の中に虫がいた」発言は“デタラメ”と反発!英メダリストと大会側の言い分は平行線に「裏付ける情報は何もない」【パリ五輪】

 パリ五輪の競泳男子100メートル平泳ぎで銀メダルを獲得したイギリスのアダム・ピーティが、選手村での食事について「食べた魚の中に虫がいた」と告白し、波紋が広がっている。

 米メディア『TMZ SPORTS』によれば、この件について選手村の食事を提供している会社は、ピーティの「魚の中に虫がいた」という発言に対して「デタラメだ」と反発したという。

 同メディアは「証拠写真は提示されなかった。私たちはこの深刻な疑惑についてフランスのケータリング会社『Sodexo Live!』に連絡したところ、彼らは攻撃的になった」と伝えている。

 また、同社を管轄する組織委員会も「この発言の真実性を証明する証拠は全くなく、明らかに深刻な疑惑を引き起こしている」と反論し、「このセンセーショナルな主張を裏付ける情報は何もない」と主張したという。

 さらに、英国チームからは選手に提供された食事に関し、いかなる苦情も受け取っていないことを確認したといい、「ダイニングホールで提供される550種類の料理は、各国オリンピック委員会(NOC)とIOCが1年以上かけて共同で開発したものだ」と説明した。

 「私たちは常に選手の声に耳を傾け、彼らのフィードバックを真剣に受け止めている。引き続き各国オリンピック委員会の栄養士と緊密に連携し、食事サービスに必要なさらなる調整を行う準備ができている」と自信を持って話し、ピーティと大会側の言い分は完全に平行線だ。

 2022年から公式ケータリングパートナーに選ばれている同社は、パリで開催されるオリンピックとパラリンピックの両大会で1万5千人の選手のために1日約4万食を作っていて、競技会場で観戦するファンにも食事を提供していると紹介されている。

 選手村の食事は、選手の間でビーガン食を主体としていて肉料理が少ないなどの不満も出ており、これまでも何かと注目を浴びていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]