MLB上級幹部のビリー・ビーン氏が死去、60歳 急性骨髄性白血病で闘病 近鉄でもプレー 

AI要約

MLBの多様性担当上級幹部であるビリー・ビーンさんが急性骨髄性白血病で亡くなった。彼は元選手であり、近鉄やパドレスでプレーした後、同性愛者であることを公表し、多様性問題に取り組んでいた。

ビリー・ビーンさんはMLBで活動し、野球界に貢献した人物であり、アスレチックスの編成トップとしても知られている。彼は野球界の発展に寄与し、多くの人を感動させた。

MLBコミッショナーはビリー・ビーンさんの訃報に際し、彼の功績を称える声明を発表した。野球界からは多くの惜しむ声が上がっている。

 MLBは6日(日本時間7日)、大リーグ機構で多様性に関する担当を務めていた上級幹部のビリー・ビーンさんが60歳で死去したと発表した。11カ月前から急性骨髄性白血病の闘病を続けており、6日に自宅で亡くなったという。

 ビーンさんはタイガース、ドジャースで外野手兼一塁手としてプレーした後、1992年に近鉄に所属し7試合に出場した。近鉄退団後の93年から3年間、パドレスでプレーし95年を最後に現役を引退。99年に同性愛者であることを公表し、その後はテレビタレントとして活躍した。14年からはMLBで多様性問題に取り組むアンバサダーに就任し、亡くなる直前まで活動してきた。アスレチックスの編成トップとして知られ映画「マネーボール」の主人公にもなったビリー・ビーンさんとは同姓同名(英語ではBeanとBeaneで一字違い)だが別人。

 ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「彼は野球界という組織をより優れたものにしてくれた。我々は彼を忘れない」と追悼の声明を発表した。