パリ五輪、選手のコロナ陽性は40人以上 WHOは再拡大警戒

AI要約

WHOによると、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となったパリ五輪の出場選手が40人以上に達したことが判明した。

競泳選手を含む有名選手が影響を受け、アダム・ピーティやラニ・パリスターも体調不良を訴えている。

WHOは世界中で再び感染が拡大しており、対策の強化とワクチン接種の拡大が必要としている。

パリ五輪、選手のコロナ陽性は40人以上 WHOは再拡大警戒

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性となったパリ五輪の出場選手が40人以上に達したと発表した。

 パリ五輪では、有名選手数人が新型コロナの影響を受けており、競泳では、アダム・ピーティ(Adam Peaty、英国)が男子100メートル平泳ぎで銀メダルを獲得した翌日に体調不良を訴え、検査で陽性となった。メダルが期待されていたオーストラリアのラニ・パリスター(Lani Pallister)も、体調不良で女子1500メートル自由形を棄権した。

 新型コロナはワクチン接種率が落ち込む中、世界中で再び感染が拡大している。WHOは、84か国のデータから陽性率が「ここ数週間で」上がっていると発表。パンデミック(世界的な大流行)を引き起こしたウイルスは今も流行しており、各国は対策を強化して、特にリスクの高い人々のワクチン接種を進める必要があると話している。【翻訳編集】 AFPBB News