「後輩たちは凄かったぞ!!!」 天国に男子バレー日本の成長を届けた代表OB「3年でスゴい…」

AI要約

日本代表がパリ五輪バレーボール男子準々決勝でイタリアに敗れ、悲願のメダル獲得を逃した。試合は大逆転劇が起き、涙と感動の場面が続いた。

試合後、選手たちは亡くなった元日本代表・藤井直伸さんを偲び、遺影と共に集合写真を撮影。元日本代表OBも後輩選手を称賛し、天国に呼びかけた。

37歳の藤井直伸は愛される存在であり、彼の遺志を継いで戦い抜いた日本代表の選手たちに称賛の声が送られた。

「後輩たちは凄かったぞ!!!」 天国に男子バレー日本の成長を届けた代表OB「3年でスゴい…」

 パリ五輪は5日、バレーボール男子準々決勝が行われ、世界ランク6位の日本が同2位イタリアに2-3で敗れた。2セットを先取し、マッチポイントも再三握りながらフルセットの末に2-3で壮絶な大逆転負けで敗退。ベンチには昨年3月に胃がんで亡くなった元日本代表・藤井直伸さんの遺影が立てかけられ、試合後は選手たちと一緒に記念撮影に納まった。代表OBも「後輩たちは凄かったぞ!!!」と天国に呼びかけた。

 この日のベンチには1枚の写真があった。ユニホームを着た藤井さんの遺影。この舞台を目指した盟友とともに戦う覚悟だった。昨年のパリ五輪予選兼ワールドカップで、五輪出場を決めた際にセッターの関田誠大が藤井さんのユニホームを着用してインタビューに臨み、涙を流したほど。天国の藤井さんに勝利を届けることはできず、石川祐希ら選手は涙に暮れたが、最後まで懸命に戦った。

 試合後には選手が遺影を持って集合写真を撮影。フィリップ・ブラン監督の胴上げでも、藤井さんの遺影を持って輪をつくった。集合写真をインスタグラムのストーリー機能で拡散したのは、元日本代表の清水邦広だった。「藤井 3年でスゴい成長した 後輩たちは凄かったぞ!!!」と天国へ呼びかけるようにつづっている。

 ゴリの愛称で親しまれ、代表で一時代を築いた37歳。Vリーグのパナソニックパンサーズで現役を続けている。