対広島戦の打率5割!巨人の好調助っ人が奪首へ五輪パワーで床田・大瀬良、左右のエース打ちだ

AI要約

巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手が対広島戦で打率5割を記録し、チームのキーマンとして期待されている。

ヘルナンデスは50試合連続でスタメン出場し、打撃面でも存在感を示しているが、7月にはやや調子を落とした。しかし最近は復調の兆しを見せている。

パリ五輪から刺激を受けたヘルナンデスは、他競技のアスリートの活躍からも力をもらい、チームへの貢献を意識している。

 対広島戦は打率5割の巨人エリエ・ヘルナンデス外野手(29)が、パリ五輪から受けた刺激も力に変え、奪首へのキーマンとなる。

 鉄壁投手陣打倒に向け、ヘルナンデスが打線のキーマンになる。広島のチーム防御率2・18は12球団トップで、7日は床田、8日は大瀬良と左右のエースとの対戦が予想される。広島戦は4試合16打数8安打で打率5割、2枚看板からも計6打数3安打をマークしているヘルナンデスは「状態はすごくよくなってきている。チームに貢献することだけ」と闘志を燃やした。

 5月下旬の1軍昇格から50試合連続スタメン出場。すぐに存在感を示し、クリーンアップの一角に定着したが、各球団との対戦が2巡目に入った7月は月間打率2割4分4厘とバットがやや湿った。それでも3日のヤクルト戦(東京D)で19試合ぶりの7号2ラン。3試合連続安打中と復調の兆しを見せている。

 日々続く“祭典”が、フル回転を続ける助っ人のハートに火を着けた。7月26日にパリ五輪が開幕。母国・ドミニカ共和国勢も男子ボクシングで2つの銅メダルを獲得するなど奮闘した。普段から米プロバスケットNBAやサッカー中継をテレビ観戦し、他競技にも関心を示す男は「同じアスリートとして、いい刺激をもらっています。自分も頑張りたいです」とうなずいた。

 5日は都内で休養し、来日後初経験となる9連戦に向けて英気を養った。疲労がたまる夏場も練習中から笑顔を絶やさない助っ人は「昔からどんな時でも笑顔でというのを心がけている。そうすれば、いい事が起こるから」。バットと陽気なドミニカンソウルで、V争いの正念場に向かう巨人を引っ張る。(内田 拓希)