ソフトバンク今宮、持ち前の守備力で勝利に貢献し「当たり前のこと」

AI要約

ソフトバンクが日本ハムをサヨナラ勝ちし、守備で雰囲気を変えた一戦だった。

今宮健太の絶妙なプレーで日本ハムランナーをタッチアウトにし、小久保監督も絶賛。

今宮は守備力でチームに貢献し、15年目のプロ生活も貪欲に突き進む姿勢。

ソフトバンク今宮、持ち前の守備力で勝利に貢献し「当たり前のこと」

 ◇○ソフトバンク3―2日本ハム●(4日・みずほペイペイドーム)

 柳町達の適時打でサヨナラ勝ちを収めたソフトバンクは、直前の守備で球場内の雰囲気を変えた。

 1点をリードする日本ハムが1死から俊足の五十幡亮汰、2死から松本剛が二盗を仕掛けてきた。捕手の甲斐拓也からの送球に、遊撃手の今宮健太がそれぞれ走者の足、肩に絶妙な位置で触れていずれもタッチアウトに。甲斐の好送球もさることながら、捕球からタッチに至る流れを小久保裕紀監督が「今宮にしかできない技術」と絶賛したプレーだった。

 今宮はこの日、遊撃手としてパ・リーグ最多となる1532試合出場を果たした。持ち前の守備力で勝利に貢献し「当たり前のことを当たり前にできた」と謙虚に話した。

 3日に肩を並べた松井稼頭央さん(元西武など)は憧れの遊撃手で、42歳までプレーした。

 33歳の今宮はここ数年は日々、体のケアに重点を置いて試合へ備える。「まだ試合に出場できるかなと思っていたらダメ。この先も遊撃手として、一年でも長く守っていられるようにしたい」。プロ15年目は貪欲に突き進む。【林大樹】