東京覇者のウルフ・アロンが敗者復活戦でも苦杯… 2大会連続のメダルはならず【パリ五輪】

AI要約

東京五輪覇者のウルフ・アロンが敗者復活戦でスペイン選手に敗れ、2大会連続のメダル獲得はならなかった。

ウルフは長身相手に苦戦し、準々決勝で技ありを奪われて優勢で敗れた。

近年は国際大会での不振が続いていたが、2月のGSパリ大会で優勝し、五輪出場を果たした。

東京覇者のウルフ・アロンが敗者復活戦でも苦杯… 2大会連続のメダルはならず【パリ五輪】

 ◆パリ五輪 柔道男子100キロ級(1日、シャンドマルス・アリーナ)

 東京覇者のウルフ・アロン(パーク24)が敗者復活戦に挑み、ゴールデンスコアの末にスペイン選手に敗れた。2大会連続のメダルはならなかった。

 ウルフは準々決勝で長身相手に苦戦。50秒に隅返しで技ありを奪われた。劣勢のままで釣り手をとれないなど、攻め手を欠いて優勢で敗れた。

 東京五輪後は競技普及のために積極的にメディア出演。ユーモアのある人柄もあって人気を博した。一方で22年秋に実戦復帰後は、国際大会で苦杯が続いた。昨年9月の杭州アジア大会で5位にとどまった。

 昨年末のグランドスラム東京大会で7位。五輪代表争いで新井道大(東海大)に逆転を許すなど崖っぷちに立ったが、今年2月のGSパリ大会で東京五輪以来の国際大会での優勝。土壇場での強さを示して手にした五輪だった。