ウルフ・アロン 準々決勝で敗れ連覇夢散 意地の銅メダル獲得へ敗者復活戦へ

AI要約

男子100キロ級の柔道選手、ウルフ・アロンがパリ五輪で連覇の可能性を途絶えさせ、銅メダルに挑むことになった。

2度目の五輪出場であるウルフ・アロンは前哨戦での好成績を収め、金メダルを目指して臨んだが、準々決勝で敗れた。

ウルフ・アロンは過去に金メダルを獲得し、日本とアメリカのハーフである経歴を持つ実力派選手である。

ウルフ・アロン 準々決勝で敗れ連覇夢散 意地の銅メダル獲得へ敗者復活戦へ

 ◇パリ五輪第7日 柔道(2024年8月1日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子100キロ級のウルフ・アロン(28、パーク24)が1日、準々決勝でイリア・スラマニゼ(23、ジョージア)に敗戦。連覇の道が途絶えた。意地の銅メダルへ敗者復活戦に回る。

 2月のグランドスラム(GS)パリ大会に続き本番前最後の実戦となったGSカザフスタン大会でも優勝し「東京五輪後では一番(内容が)良かった」と万全の状態で迎えた2度目の五輪だったが、金メダルには届かなかった。

 ◇ウルフ・アロン 1996年(平8)2月25日生まれ、東京都出身の28歳。千葉・東海大浦安高、東海大を経て18年4月から了徳寺大。昨年4月からパーク24に所属。父が米国出身、母が日本人のハーフで、ミドルネームはフィリップ。6歳の時に講道館の春日クラブで開始。高校時代は2年の時に1学年上のベイカー茉秋とともに団体戦で3冠を達成。初出場だった17年世界選手権を制覇。19年には体重無差別で争う全日本選手権を制覇。21年東京五輪で金メダルを獲得し、史上8人目の3冠を達成。