【ノア】レスリング東京五輪出場タビオン・ハイツがN-1襲来「気になるのは拳王」

AI要約

プロレスリング・ノアのN-1ビクトリーに米国代表のタビオン・ハイツが参戦することが決定。

ハイツがN-1優勝への意気込みや対戦相手への期待を語る。

元オリンピアンからプロレスラーに転身した経緯も明かす。

【ノア】レスリング東京五輪出場タビオン・ハイツがN-1襲来「気になるのは拳王」

 8月4日の横浜武道館大会で開幕するプロレスリング・ノアのシングルリーグ戦「N-1ビクトリー」に、米国代表として東京五輪にも出場したレスリングエリート、タビオン・ハイツ(27)が出場する。

 ハイツは現在、WWEのブランドの1つであるNXTでチャーリー・デンプシー(昨年末から今年にかけて全日本プロレスに参戦)らとともにヒールユニット「No Quarter Catch Crew」の一員として活躍中。そんなハイツがN-1優勝へ意気込みを語った。

 -N-1参戦に向けて

 「もうとにかくすごく楽しみで。前回日本に来たのが東京オリンピックの時だったんですけど運命のように感じています」

 -先日のノア日本武道館大会の丸藤正道対AJスタイルズ戦は見ましたか

 「絶対に見なくちゃいけないなと思ってみました。もちろんもうすぐ日本に行くからということもあったのですが、これは芸術だと思いました。2人のレジェンドが、今まで積み重ねてきたキャリアの中でやってきた技をとにかく出し合って、出しつくし合うという、そういう戦いがもうまさに芸術だなと思いました」

 -N-1で戦うのが楽しみな選手は

 「最初に戦う相手(タイタス・アレクサンダー)が、自分とちょっとスタイルが似てるんじゃないかなと思いますので楽しみにしてます。あとやはり気になる選手は拳王選手。彼は自分のレベルを上げてくれるんじゃないかなと。彼と戦えば自分のレベルをものすごく上げることができるんじゃないかなと思います」

 -同じユニットのチャーリー・デンプシー選手が全日本プロレスに来ましたが、彼から聞いたことは

 「練習をしっかりとして準備をしっかりと整えておかないと日本の強豪たちにはかなわないよ、と言われました。日々鍛錬し、日本に行ったらその文化だったり、環境だったりに順応しないといけないんだということを教えられました」

 -今、所属しているユニットはヒールですが、ノアでもヒール的な戦いをするんでしょうか

 「まずはその見ている方々、日本のお客さまたちの反応を見ながら、合わせていきたいなと思っています。もし日本の皆さんが望むのであれば、やはりものすごく悪いヤツになるんじゃないかなと思います」

 -アマチュアのトップレスラーからプロレスラーに転向した理由は

 「オリンピックに実際出場してみて、なにかが物足りないなというふうに感じて。うまくいってる、成功しているんだけれども、どこか満たされないっていうのを感じるようになって。それは金メダルが欲しいということではなくて、戦っている中でお客さんの声援だったり、歓声だったりが自分をものすごく鼓舞するっていうことに気がついたんです。そういった環境の中で戦っていきたいと感じたからプロレスの道に進みました」

 -N-1への意気込みを

 「前回の日本では経験できなかったことや物足りなかったことを今回すべて吸収してやるという気持ちを持ってN-1ビクトリーに出場して勝ってやる!」

 ◆タビオン・ハイツ(本名ガンジェロ・ハンコック)1997年7月27日、米コロラド州生まれ。レスリングのグレコローマンスタイルで活躍し、オタワで開催された20年パンアメリカン選手権97キロ級で金メダルを獲得。翌年夏の東京五輪にも97キロ級で出場し、16選手中7位だった。22年に引退し、WWEと契約。同年12月にNXTデビューを果たした。あらゆる体勢から繰り出されるレスリング仕込みのスープレックスや、身体能力の高さを生かしたドロップキックやラリアットが武器。NXT期待の新星だ。