町田を率いる黒田監督、S・ランスの“日本人コンビ”を称賛「縦だけではなくカットインからもチャンスを作れるすごさがあった」

AI要約

初挑戦のJ1で首位に立つFC町田ゼルビアは、クラブ史上初の国際親善試合でスタッド・ランスに0対2で敗れた。黒田剛監督は相手チームのスピードやカウンター攻撃を評価し、貴重な経験と学びを得たとコメントした。

伊東純也と中村敬斗が先発出場し、激しいマッチアップを見せた。黒田監督は両選手のプレーに関して、伊東のスピードや中村の技術に敬意を表した。

町田は今後のリーグ戦に向けて、カウンター対策やチーム戦術の改善に取り組む意向を示し、J1制覇に向けての意気込みを語った。

町田を率いる黒田監督、S・ランスの“日本人コンビ”を称賛「縦だけではなくカットインからもチャンスを作れるすごさがあった」

 初挑戦のJ1で首位に立つFC町田ゼルビア、クラブ史上初となる国際親善試合『町田シティカップ2024』が行われ、伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスと対戦した。町田はチャンスを作るも決め切ることができず、0対2で敗れた。町田を率いる黒田剛監督は「体格やスピードの違いという部分では、結果的にカウンターから失点をしている。素走りのスピードやカウンターの際のスイッチの入れどころ、チームとしての共有はさすがだなと思った」と勝利したスタッド・ランスを称えた。

 伊東は3トップの右サイド、中村は3トップの左サイドでそれぞれ先発出場し、71分までプレー。町田の左サイド・杉岡大暉は伊東、右サイド・望月ヘンリー海輝は三菱養和時代の先輩・中村と激しいマッチアップを繰り広げた。「特に意識はさせずに試合に入らせましたけど、結果的に伊東選手のスピードを出させてしまった。縦だけではなく、カットインからもチャンスを作れるすごさがあった。中村選手も切り返しやカットインからのチャンスメイクがあって、スタッド・ランスの両サイドからの攻撃は機能していてさすがだなと思った」と黒田監督。「日本代表にずっと名を連ねているだけあって、素晴らしいプレーヤーだという印象を受けました」と対戦を終えて感想を語った。

 貴重な経験を得た町田は、初のJ1制覇に向けて勝負の終盤戦に挑む。リーグ戦は残り14試合、2位ガンバ大阪とは勝ち点5差という状況だ。「例えば我々がカウンターに出ても追いつかれてしまったシーンもあったので、これからリーグ戦を戦う中で学習して、ああいったプレーができるようにトレーニングをしていきたい。いい勉強・収穫になったなと思います。今回の学びをオフ明けから持ち帰って考察しながら、次また勝利を収められるように戦っていきたい」と今後を見据えた。J1は8月7日(水)に再開し、町田はアウェイでセレッソ大阪と対戦する。