「倒され方を知らない恐るべき番人」“完璧”な活躍! 小久保玲央ブライアンを米大手が激賞「日本を倒すのはますます困難に」【パリ五輪】

AI要約

大岩剛監督率いるU-23日本代表はパリ五輪のグループステージ最終戦でイスラエルを1-0で破り、首位通過を果たした。

特にGKの小久保玲央ブライアンが活躍し、3試合で1点も許さずにチームを支えた。

次はスペインと対戦し、『ESPN』は日本の可能性を信じていると報じている。

「倒され方を知らない恐るべき番人」“完璧”な活躍! 小久保玲央ブライアンを米大手が激賞「日本を倒すのはますます困難に」【パリ五輪】

 大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間7月30日、パリ五輪のグループステージ(GS)最終戦で、欧州予選ベスト4のイスラエルと対戦。1-0で接戦をモノにし、無傷の3連勝で首位通過を決めた。

 GSを通して際立つ活躍を見せたのが、小久保玲央ブライアンだ。23歳のGKは3試合で1点も許さず。先発を大幅に入れ替えて臨んだイスラエル戦でも再三の好守でチームを救い、途中出場のエース細谷真大による終盤の決勝点を呼び込んだ。

 圧倒的なパフォーマンスは世界中で注目を集めるなか、米大手スポーツチャンネル『ESPN』は「日本がレオ・コクボの奮闘でパーフェクトを維持。彼らを倒すのはますます困難に」と見出しを打ち報道。「またもや土壇場で勝利を収めた日本は、開催国のフランスとともに、完璧な成績を誇るチームとしてグループステージを終えた」と伝えている。

「マオ・ホソヤ、ジョエル・チマ・フジタ(藤田譲瑠チマ)、シュンスケ・ミト(三戸舜介)らが控えに回され、序盤はイスラエルの方が危険な存在に映ったが、日本が脅威を与えるのに時間はかからなかった。もちろん、レオ・コクボのような選手が最終ラインにいることも助けになる。サムライブルーのGKは相手を寄せ付けない不屈のプレーを披露した。

 サッカー・オリンピックにチーム・オブ・ザ・トーナメント(ベストイレブン)が存在すれば、コクボ(最近、ポルトガルの巨人ベンフィカからベルギーのシント=トロイデンに移籍した)は、ほぼ間違いなく1番のジャージの最有力候補だろう。パラグアイ戦ではほとんどテストされなかったが、直近2試合で日本にとっていかに重要な選手であるかを示した」

 次に相まみえるのはスペインだ。有力な優勝候補で超が付く難敵だが、『ESPN』はアジア王者の可能性を信じているようだ。

「やり直しがきかないノックアウトステージで、日本はよりタフな試練にさらされる。今までの記録はもはや何の意味もなさないだろうが、この快進撃は自信になると同時に、次の対戦相手への厳しい警告にもなるだろう。これまで通り、日本は決して簡単に勝てる相手ではない。必要であれば、次のレベルに引き上げられる不思議な能力と、コクボという倒され方を知らない恐るべき番人がいるのだからなおさらだ」

 世界に誇る守護神を擁する大岩ジャパンは、勢いそのままにスペイン撃破なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部