J1福岡の「博多のメッシ」〝総選挙〟1位に喜びと決意「ピッチ内でのプレーを見てくれた」

AI要約

J1アビスパ福岡の紺野和也が8月7日に再開されるリーグ戦に向けてさらなる進化を誓った。加入2年目の今季は2アシストと4得点を記録し、自身のプレーをさらに向上させるために努力している。

サポーターによる人気投票で初めて1位を獲得した紺野は、ファンからの評価を受けている。自身のプレーに注目しているファンからの支持に感謝している。

アビスパ福岡は中断前に3連敗し、現在8位に位置している。紺野はチームとしての連携と個人の精度向上が必要であり、再開後もチームを牽引していく意欲を示している。

J1福岡の「博多のメッシ」〝総選挙〟1位に喜びと決意「ピッチ内でのプレーを見てくれた」

 J1アビスパ福岡の紺野和也が31日、8月7日に再開されるリーグ戦に向けてさらなる進化を誓った。加入2年目の今季は切れ味鋭いドリブルで2アシストするなどチャンスを演出し、自身もチーム2位の4得点をマーク。それでも「目に見える結果の部分が自分はまだ足りない」と、得点とアシスト合計で15以上を掲げている目標に向けてプレーの精度向上を心がけた。

 紺野はサポーターによる人気投票「アビスパ福岡選抜総選挙」で初めて1位に輝いた。結果発表された28日のファン感謝祭を発熱などの体調不良で欠席。「1位ではないだろうと思っていたので、びっくりした。でもうれしい」と喜びを口にした。

 投票が集まった理由を「ピッチ内でのプレーを見てくれての投票だと思う」と自己分析。ただ「トップレベルの選手は(攻撃の)組み立ての部分でしっかり参加しながら、自分も点を決めている」と、得点ランキングで上位につける選手たちとの差も冷静に把握している。

 一時は上位が見えていたアビスパは中断前に3連敗し、勝ち点35の8位に。目標の6位につけるC大阪とは勝ち点差2で、踏ん張りどころになっている。紺野は「最近は自分のところを相手(の守備)が消しに来ることが増えてきている。そこで自分がいかに消えないようにするか。チームとしても他の方法で攻める形を2、3個つくらないと上位にいけないと感じている。連係面も個人も精度を高めることが重要」と、31日に雁の巣球技場で行われた練習ではプレーの合間に長谷部監督やチームメートと積極的に意見を重ねた。「まだ体調に気をつけながら練習している」と慎重な姿勢を示しながらも、居残り練習を行うなど無事回復しており、リーグ戦が再開される8月7日のアウェー湘南戦には臨める見通し。「博多のメッシ」が再開後もチームの顔として攻撃をけん引していく。(末継智章)