早稲田実は「甲子園1年目」も「100年周年」も出場する唯一のチーム! 出場回数も全国4位に浮上【2024甲子園豆知識】

AI要約

2024年度の第106回全国高校野球選手権大会は8月7日、兵庫・西宮市にある阪神甲子園球場で開幕する。

最多出場を誇る西東京代表の早稲田実業は、今大会で30度目の出場を迎える。

甲子園球場での歴史や過去の試合結果、そして早稲田実業の100年を超える伝統が紹介されている。

早稲田実は「甲子園1年目」も「100年周年」も出場する唯一のチーム! 出場回数も全国4位に浮上【2024甲子園豆知識】

2024年度の第106回全国高校野球選手権大会は8月7日、兵庫・西宮市にある阪神甲子園球場で開幕する。すでに各都道府県大会が終了し、49代表が出揃った。そのなかで、最多出場を誇るのが、西東京代表の早稲田実業で、今大会で30度目の出場を数える。

1901年創立。1915年の第1回大会に参加し、4強まで進んだ。これまで夏1回、春1回の優勝を誇り、準優勝も夏2回、春1回。出場回数も夏が30度目で春は21度ある。夏の出場回数は、全国高校別ランキングでも今回の出場で仙台育英(宮城)県立岐阜商(岐阜)と並んで4位タイになった。そんな全国トップクラスの名門が、甲子園100周年の今大会に挑む。

甲子園球場が誕生したのは1924年8月1日。甲子園球場採用初年度に行われた第10回大会に、早稲田実業は出場している。この大会で優勝した広島商(広島)、準優勝の松本商(長野=現・松商学園)をはじめ、北海中(北海道=現・北海)松山商(愛媛)静岡中(市静岡=現・静岡)、秋田中(秋田=現・秋田)なども出場していたが、今大会に出場することはできなかった。「甲子園球場1期生」として唯一、早稲田実業だけが100周年の舞台に立つことになる。

甲子園球場での初試合は、第一神港商(兵庫=現・神港橘)との2回戦。残念ながら5対11で敗れている。翌年の1925年、第11回大会の初戦(2回戦)で和歌山中(和歌山=現・桐蔭)に1対0で勝利。これが早稲田実業の記念すべき「甲子園球場初勝利」となっている。それから甲子園球場で重ねてきた夏の勝利は40勝。その間、斎藤 佑樹投手(元日本ハム)を擁した2006年の優勝をはじめ、数々の感動シーンを夏の甲子園で演じてきた。

ちなみに早稲田実業は、1924年に行われたセンバツの第1回大会に出場している。春も夏も第1回大会に出場しているのは、早稲田実業と和歌山中の2校だけだ。

今大会唯一の「甲子園1期生」が、1世紀の時を経て再び、甲子園の舞台へ。歴史を受け継いできた早稲田実業ナインが、100歳を迎えた聖地で、また新たな伝説を作る。