悪夢振り払ったバイルス 米国、2大会ぶり金―体操女子〔五輪〕

AI要約

米国がパリで行われた体操女子団体総合で優勝し、バイルス選手がチームを引っ張って大会を楽しんだことが報じられた。

バイルス選手は東京五輪での挫折を乗り越え、左脚の怪我を押して高得点を挙げ、チームメイトとの強い団結力を示した。

リーダーシップを発揮し、チーム全体が結束して勝利を収めた米国は、過去の失敗から立ち直って再び強さを見せつけた。

悪夢振り払ったバイルス 米国、2大会ぶり金―体操女子〔五輪〕

 バイルスは東京五輪の悪夢を振り払い、パリで笑顔を輝かせた。

 体操女子団体総合で、米国が2大会ぶりに頂点に返り咲いた。「USA」コールに包まれる中、選手5人は星条旗を手に跳びはね、歓喜の声を響かせた。

 米国は最初の種目から一度もリードを許さず、2位イタリアに約5.8点の大差をつけて圧勝。バイルスは痛めている左脚にテーピングを施しながらも、チームをけん引した。最後のゆかでは圧巻の跳躍力から高難度の技を披露。14.666点の高得点で締めくくり、「すごく興奮した。楽しかった」と笑った。

 東京五輪の団体総合決勝は最初の跳馬で演技した後、残り3種目の出場を取りやめた。米国は3連覇を逃し、自責の念にも駆られた。メンタル面の不調で療養期間を経て復帰。この日もセラピーを受け、「落ち着いて準備ができた」という。

 決勝前夜はメンバーと五輪の大変さなどについて語り合った。バイルスは「私たちは結束が固い。互いに支え合った」と感謝し、チャイルズも「本当に素晴らしいチーム。誇りに思う」。強い団結力を示した。