【パリ五輪】開会式に登場した冠女性アーティストに殺害・拷問の脅迫相次ぎ「告訴します」

AI要約

パリ五輪開会式に出演したDJのバーバラ・ブッチさんがサイバーハラスメントで告訴状を提出すると発表。

ブッチさんはフランスの表現の自由を表わすパフォーマンスに参加し、フランスのカトリック教会から批判を受ける事態に。

ブッチさんは弁護士を通じてサイバーハラスメントへの対応を公表し、脅迫行為に対して告訴の意向を示す。

【パリ五輪】開会式に登場した冠女性アーティストに殺害・拷問の脅迫相次ぎ「告訴します」

 パリ五輪開会式に出演したDJのバーバラ・ブッチさんが28日、サイバーハラスメントで告訴状を提出すると自身のインスタグラムで発表した。

 ブッチさんは全身を青く塗ったほぼ全裸の仏アーティスト、フィリップ・カトリーヌさんの後ろで冠を被り、笑顔でたたずんでいた人物。この場面はフランスの表現の自由を表わすと反響を呼んだ一方で、「最後の晩餐」を連想させるとして、フランスのカトリック教会が「キリスト教に対する愚弄(ぐろう)、嘲笑する場面があった」と遺憾の意を表明。大会側が謝罪する事態となった。

 ブッチさんはインスタグラムで弁護士の声明を投稿。弁護士は「彼女は死、拷問、強姦の脅迫を受けており、反ユダヤ主義、同性愛嫌悪、性差別、脂肪嫌悪の性質による数々の侮辱の標的にもなっている。彼女はフランス人だろうが外国人だろうが、彼女を脅迫しようとする人物を告訴するつもりだ」と明言した。

 ブチさんは「私はサイバーハラスメントのターゲットとなった。受け取るメッセージが極端になっていく」「誰が何と言おうと、私は存在する。私は自分が誰であるかを恥じたことはありません」などと、思いを語っている。