千賀滉大は今季絶望、メッツはガックリ落胆… 「ポストシーズンでの復帰の道は閉ざされてはいないが」米メディア分析
メッツの千賀滉大投手が左ふくらはぎを痛め、60日間の負傷者リスト入りでシーズン絶望が確定
復帰登板で故障した千賀は今年のシーズンを終える可能性が高く、チームにとって大きな痛手となった
メッツはポストシーズン進出を目指す中、先発投手補強の可能性が高まっている
メッツは２８日（日本時間２９日）、復帰登板だった２６日のブレーブス戦で左ふくらはぎを痛めて緊急降板した千賀滉大投手（３１）が重症と判明したため、登録された負傷者リスト（ＩＬ）の期間を１５日間から６０日間に移行した。これで、今季レギュラーシーズンの絶望が確定的となった。
あまりのタイミングの悪さに、メッツも悲鳴を上げた。地元メディアのエンパイア・ライツバックは「メッツにとって、千賀の故障の詳細リポートはガックリと落胆すべきものだった」とし、「チームにとって非常に大きな痛手だ。悲報にむち打つかのように、千賀が故障したのは復帰登板で、メッツファンが楽しみにしていた今季初のマウンドだった」と報じた。
米ＭＬＢトレードルーマーズは「厳密に言えば、復帰は最速で９月２５日に可能だ。だが、全てを考慮すると、千賀の２０２４年シーズンは終了したようだ」とした。メッツのレギュラーシーズン最終戦は９月２９日のブルワーズ戦だ。
米放送局ＣＢＳスポーツは「故障は重度との発表だから、６０日間のＩＬへの移行は驚きではない。ポストシーズンでの復帰の道は閉ざされてはいないが、それが実現するにはリハビリ中にいかなるアクシデントがあっても不可能になる」とした。
メッツは現在５５勝５０敗。ワイルドカード３位につけており、ポストシーズン進出は射程圏だ。トレード期限を今月末に控え、米ＡＭニューヨークは「メッツは先発右腕クリスチャン・スコットも右肘靱帯（じんたい）を痛めて離脱。これで、ワイルドカードを狙うメッツのスターンズ編成本部長は先発投手のトレード獲得も視野に入れることになる」と報じた。（写真はAP）
