【競泳】元五輪スイマー萩原智子さん「言葉を発する前に少しだけ考えてみませんか?」SNSで発信

AI要約

00年シドニー五輪代表の萩原智子さんがSNSで誹謗中傷のコメントを受けて心境を語った。

現役時代の体験やアスリートの厳しさについて綴り、支持を呼びかけた。

コメント欄には肯定的な声が寄せられ、選手への応援が相次いでいる。

 00年シドニー五輪代表の萩原智子さん(44)が28日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自身のSNSに誹謗(ひぼう)中傷のコメントが届いていることを明らかにした。

 「パリオリンピックが始まり、私のSNSにも心無い言葉が届いています。私自身の気持ちを伝えさせてください」と書き出し、「パリオリンピック…沢山の方々に応援していただき、元アスリートとして嬉しく思います。ありがとうございます」と選手への応援の感謝を述べた。続いて「私は2000年シドニー五輪で4位。悔しくて情けなくてドン底のまま帰国した時、『国の税金使って行ってるのにメダルの1つや2つ取ってこれなくてどうするんだ』と初対面の方に言われました。突き刺さる言葉に心が壊れましたが、それ以上に多くの温かい言葉に救われ、私は今、生きていられます」と現役時代の体験を披露。そして「決勝に立てるのはひと握り…そしてメダルを獲得できるのはほんのひと握り。結果が出なくて1番悔しいのは、アスリート本人です…アスリートは目標に向かって必死でチャレンジしています。結果が出なくてもいいや…なんて思っているアスリートはいないんです。不安や怖さを乗り越え、世界の舞台でチャレンジしているアスリート達に拍手を送ってあげたい…私はそう思います。立場が逆だったらどうなんだろうか、と、言葉を発する前に少しだけ考えてみませんか?」と思いの丈をつづった。

 コメント欄には「結果が出なくてもいいや…なんて思っているアスリートはいない」「五輪の舞台に立てる事自体が素晴らしい事です」「結果はどうあれ選手の人は堂々と帰ってきてくれれば。応援しています」など、肯定的な声が寄せられた。