序盤から流れ乗れず 張本智と早田、まさかの完敗―卓球混合複〔五輪〕

AI要約

混合ダブルスのメダル候補が初戦で北朝鮮ペアに完敗し、張本智と早田はショックを受ける。

試合ではリズムに乗れず、勝負どころで1点の差を逆転される展開に悔しさを覚える。

しかし、まだ他の試合が控えており、2人は前を向いて次の試合に集中する姿勢を見せる。

 まさかの初戦負けに張本智、早田はぼうぜんと立ち尽くした。

 混合ダブルスのメダル候補が初対戦の北朝鮮ペアに1―4で完敗。「緊張などは感じなかった。情報量が少ない分、迷ってしまった」と、五輪初出場の早田は大会最初の試合を振り返った。

 立ち上がりからリズムに乗れなかった。第1ゲームでいきなり6連続失点を喫してつまずいた。粘りも見せたが、第4ゲームの勝負どころでゲームポイントを握りながら競り負けた。「きょうのキーポイント。あと1点を取り切っていれば」と張本智は悔やんだ。

 混合ダブルスが初実施された前回の東京五輪で水谷隼さんと伊藤美誠のペアが金メダルを獲得した。張本智、早田組も世界選手権で2大会連続2位になるなど実績を残し、日本勢としての連覇が狙える位置にいた。

 まさかのメダルなしに終わったが、2人はシングルス、団体も控える。早田は「まだ試合はある。自分がやってきたことを出すだけ」と前を向き、張本智も「終わったことは仕方ない」と気持ちを切り替えた。