【パリ五輪】大坂なおみ、元世界女王対決で敗れ、まさかの1回戦敗退

AI要約

元世界女王の大坂なおみが、パリ五輪のテニスでまさかの初戦敗退を喫した。対戦相手で引退を表明しているアンゲリク・ケルバーにストレートで敗れ、対戦成績は2勝4敗だった。

ケルバーは大坂の強打に対し、カウンタータイプのプレースタイルで返球し、大坂を苦しめた。大坂はパワーよりも精密さが求められる状況で、悪い癖が出て凡ミスを犯すことが多かった。

全仏2回戦の敗北から立ち直れず、今大会でも活躍が期待された大坂だったが、残念ながら敗退となった。

【パリ五輪】大坂なおみ、元世界女王対決で敗れ、まさかの1回戦敗退

◆パリ五輪 第2日 ▽テニス(27日、ローランギャロス)

 4大大会4度の優勝を誇る元世界女王の大坂なおみ(フリー)が、まさかの初戦敗退となった。今大会を最後に引退を表明している3度の4大大会優勝の経験を持つアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に5-7、3-6のストレートで敗れた。

 対戦成績は、大坂からの2勝4敗。苦手な相手だった。パワーヒッターの大坂に対し、ケルバーは、相手の力を利用する典型的なカウンタータイプの選手。全盛期の力はないとはいえ、この日も、大坂の強打を、当てるだけで返球。緩く深く返し、大坂の苦手なスローペースに持ち込んだ。

 大坂は、無理にパワーで決めようとする悪い癖が出て、凡ミスを連発。ケルバーの術中にはまった。第1セットで3-1とリードしたが、すぐに3オールに追いつかれ、見せ場はそれだけだった。

 大坂は、同会場で行われた全仏2回戦で、現世界女王のシフィオンテク(ポーランド)にマッチポイントを握りながら敗れた。その惜敗から、今五輪の活躍が期待されていた。