隆の勝殊勲金星!照ノ富士V決定に待った「ガムシャラに前に前に出ました」逆転優勝へ「全力で」

AI要約

東前頭6枚目の隆の勝が横綱照ノ富士に勝利し、優勝決定を千秋楽に持ち越す殊勲の金星を挙げた。

隆の勝は8日目から7連勝し、自信を持ちながら土俵に立っていると語り、結婚を公表した妻への恩返しも意識している。

隆の勝は千秋楽でも全力で相撲を取り切りたいとし、自分らしい相撲を取ることを誓っている。

隆の勝殊勲金星!照ノ富士V決定に待った「ガムシャラに前に前に出ました」逆転優勝へ「全力で」

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇27日◇ドルフィンズアリーナ

 東前頭6枚目の隆の勝(29=常盤山)が、優勝決定を千秋楽に持ち越す、殊勲の金星を挙げた。

 横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)に対し、強烈な右ノド輪押しで横綱の上体を起こし、左からはおっつけで押し込み、横綱をアッサリと押し出した。

 通算4個目の金星で、取組後、NHKのインタビュールームに招かれた隆の勝は、少し表情を緩ませながら問いかけるに応じた。第一声は「ありがとうございます。本当に、うれしいですね」。横綱が自分から見て右から手繰ってきた立ち合いについては「予想外でしたけど、落ち着いて突き放しました。落ち着いて前に出られたのが良かった。ガムシャラに前に前に出ました」と振り返った。

 相手は勝てば優勝決定の一番だったが「別に気にせず、自分の相撲を取りきることだけを考えました」と話し、逆転優勝の可能性がある千秋楽についても「悔いなく明日も全力で自分の相撲を取り切れれば」と集中することを言い聞かせた。

 8日目から7連勝の要因については「自信を持って土俵に立てている。体もよく動いている」と分析。場所前に結婚を公表したが「本当に支えてもらっているので恩返し出来るように」と表情を和ませた。残る千秋楽の一番について「自分らしい前に出る相撲を取りたい」と自然体で臨む。