【気になるボートレーサー「ピットUP」】山下大輝 夢は3兄弟でオールスター出場

AI要約

尼崎センタープールの“山下3兄弟”の長兄・大輝は、センプル3兄弟レーサーとして、大きな夢を胸に描いている。

大輝はデビュー5年目で勝率を上げ、A2昇級を目指して奮闘。G1参戦を目指し、地元優出も果たす。

実家は兵庫県の丹波篠山市で、弟たちも兄の影響を受け日々精進している。

夢は兄弟そろってオールスター出場。自身の成績向上や認知度を高め、ヤングダービーなどで見せ場を作りたいと語る。

山下大輝は兵庫支部の126期生として、2020年に尼崎でデビュー。血液型はA型で、身長は1メートル65。

【気になるボートレーサー「ピットUP」】山下大輝 夢は3兄弟でオールスター出場

 尼崎センタープールの“山下3兄弟”の長兄・大輝は、大きな夢を胸に描いている。「3人でオールスターに出たい」。131期の拓巳、133期の智己とのセンプル3兄弟レーサー。クールな兄貴に、笑顔を絶やさない真ん中っ子、人懐っこい末っ子が、夢の実現へ向けて奮闘している。

 長男の大輝は、デビュー5年目を迎えた。「ちょっとずつですけど」地道に勝率を上げて、今期はここまで5.57と初A2昇級が射程圏に入ってきた。「A級に上がって次はA1。(近畿)地区選やセンプルカップ(周年記念)に出たいですね。1年後はヤングダービー」とG1参戦を目標に掲げる。

 今年5月21日の尼崎で、1号艇での優出を決めた。エンジンは間違いなく出ていて、大チャンス到来だったが、スタートが行ききれずに5着に終わってしまった。「残念でした」と悔しい結果だったが、2月の地元戦の予選1号艇でフライングを切っていたこともあり、無理はできなかった。 地元優出を決めた節は地元連続斡旋で、前節のゴールデンウイーク開催では吉川元浩にペラのアドバイスを受け「そのまま叩いて、前検から良かった」と先輩の助言を結果につないだ。「スタートは最近、そんなに遅れなくなった。ペラさえ安定すれば。そこだけですね」と課題を挙げた。

 実家は兵庫県の丹波篠山市。「ボートレースは見るものやと思っていた」が、「大学で神戸にきて、4回目の受験で養成所に合格しました」と大学卒業と同時にレーサーへの道を歩みはじめた。「拓巳は自分でレーサーになりたいと。智己は僕の影響を受けて」。弟たちは兄の背中を追って、日々精進を続けている。

 「3人でオールスターに出たい。篠崎(元志、仁志)さん、格好いいですよね」。兵庫支部はオールスターでのファンからの獲得票が少ないが「認知されるように。ヤングダービーとか、そういうところで見せ場をつくりたい」。夢はきっとかなうはず。

 ◇山下 大輝(やました・だいき)1996年(平8)8月27日生まれ、兵庫県出身の27歳。兵庫支部126期生として、2020年5月に尼崎でデビュー。23年10月びわこで初優出(3着)。通算3優出。同期は浜野斗馬、常住蓮、大沢風葵ら。1メートル65。血液型A。