錦織ペア、引退のマリーと対戦へ 屈指の注目試合に―テニス〔五輪〕

AI要約

錦織圭(ユニクロ)ダニエル太郎組と、アンディ・マリーとダニエル・エバンズの英国ペアとの男子ダブルス1回戦が大きな注目を集める。

37歳のマリーが現役最後の試合に挑むこととなり、錦織は対戦に複雑な心境を抱く。

ダニエルは圭君との初めての組み合わせと、マリーとの対戦を楽しみにしている。

 テニスの男子ダブルス1回戦で、錦織圭(ユニクロ)ダニエル太郎(エイブル)組の1回戦が大きな注目を集めることになった。

 相手は今大会限りでの現役引退を表明しているアンディ・マリーとダニエル・エバンズの英国ペア。シングルスで四大大会通算3勝、2012年ロンドン五輪と16年リオデジャネイロ五輪で連覇したマリーの最後の相手になる可能性がある。

 37歳のマリーはシングルスにもエントリーしていたが、直前になって辞退した。6月下旬に背中の手術を受けており「少し年を重ねてけがから回復するのが難しくなった。時間が足りなかった」と説明。「ダブルスでいい成績を残せたらいい」と現役最後の試合への意気込みを語った。

 五輪の中の1試合という以上の意味を持つことになる。錦織は「最後に試合をしたいと思っていたので、どういう形であっても戦えるのはいいけど、複雑な心境ではある」と言う。リオ大会のシングルス準決勝など、数々の対戦をしてきた大選手と最後の対戦になるのは、やはりさみしい様子だった。

 ダニエルは「まず(初めて組む)圭君と出られることがすごいし、マリーと対戦というのもある。とにかく楽しみ」と試合を心待ちにしていた。